Razerは、CES 2023にて、「Webカメラ史上最大のイメージセンサー」を搭載した最新のWebカメラ「Kiyo Pro Ultra」を公開した。Kiyo Pro Ultra は、同社初の 4K ウェブカメラで、AI を利用した顔追跡機能と HDR モードを備えている。Razerのウェブサイトでは45,800円で販売されているが、デジタル一眼レフカメラ並みの画質を備えているとしており、特にストリーマーにとっては手軽に高画質を追求できるソリューションとして、選択肢の1つに入るのではないだろうか。
Kiyo Pro Ultraは、ピクセルサイズ2.9㎛のSony製 1/1.2インチ Starvis 2センサーを使用しており、F1.7の大開口レンズを搭載し、多くの光が取り込めるようになっている。画角は、82°~ 72°、解像度は、4K 30FPS / 1440P 30FPS / 1080p @ 60/30/24FPS / 720P @ 60/30 FPSに対応しており、接続はUSB3.0となる。
サイズは、大型だが、Elgato Facecam Proよりは小さいようだ。先代Kiyo Pro同様に、物理的なダストカバーが付属しており、レンズを簡単にスライドさせて埃や傷から保護することができる。加えて、先代にはなかった、物理的なプライバシーシャッターが内蔵されている。
Kiyo Pro Ultraは、「最先端のプロセッサ」を使用して、4Kビデオを30fpsで、または1080pビデオを60fpsで記録するのみならず、ストリーミング中に映画のように25fpsで4K、30fpsで1440、または60fpsで1080pにトランスコードすることも可能だ。ただし、4Kビデオを60fpsで記録することはできないので、その点では、Elgato Facecam Proに軍配が上がるだろう。
AIによるフェイストラッキングを搭載しており、顔を写真の中心に収める、大口径レンズによる映像のような自然なボケを再現してくれる。注目すべきは、Razerによると、これは追加のソフトウェアを必要としないため、この機能のためにRazer Synapseは不要とのことだ。ただ、Synapseを使用する人のために、Kiyo Pro Ultraは、パン、チルト、ISO、シャッタースピードなど、ソフトウェアで変更できる多くの設定を備えているとのこと。
また、ハイダイナミックレンジ(HDR)にも対応しており(ただし30fpsのみ)、Razerによれば、カメラは露出の過不足を補正し、照明とコントラストをその場で調整することが可能とのことだ。
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