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半導体製造技術を提供するApplied Materialsが、中国の大手チップメーカーへの製品出荷が輸出規制に違反しているとして米司法省から調査を受けている事がReutersによって報じられている。

Reutersによると、Applied Materialsは中国のトップチップメーカーであるSemiconductor Manufacturing International Corp.,(SMIC)に対する規制を回避した疑いで調査を受けているとしている。

3人の情報筋がReutersに語ったところによると、Applied Materialsは、適切な輸出許可を得ずに韓国経由でSMICに装置を送ったとされている。出荷されたのは「数億ドル」相当の装置だったようだ。同社の株価は、この報道を受けて7%以上下落した。

米商務省は、国家安全保障上の懸念を理由に、中国への先端コンピューターチップとチップ製造装置の出荷に厳しい制限を設けている。その結果、チップメーカーや半導体装置プロバイダーは、これらの製品を中国の顧客に販売するために輸出許可を取得する必要がある。司法省と商務省は、これらの規制違反を調査・起訴するタスクフォースを設立したと言われている。

Applied Materialsは2022年10月、マサチューセッツ州の連邦検事局から、中国の顧客への特定の出荷に関する詳細情報を提供するよう召喚されたことを明らかにした。Reutersによると、ボストンの連邦検事局は、捜査が進行中であることを肯定も否定もしなかった。

Reutersはさらに、この調査が何らかの告発につながるかどうかは不明であり、同社が法律に違反したかどうかは判断できないと述べた。

しかし、情報筋によれば、同社はマサチューセッツ州にある米国工場から韓国の子会社に機器を出荷し、そこから中国のSMICに送ったという。出荷は、SMICが2020年12月に商務省の企業リストに追加された後、2021年と2022年に行われた。

Applied MaterialsのBrice Hill最高財務責任者(CFO)は決算説明会で、この報道についてコメントを避け、「昨年10月に開示した」と述べた。

Applied Materialsの調整後1株当たり利益は2.12ドルで、ウォール街予想の1.99ドルを上回った。売上高は67億ドルで、これもアナリスト予想の65億ドルを上回った。当期純利益は24億ドルで、前年の15億9000万ドルから増加した。

Constellation Research社のHolger Mueller氏は、今回の調査は投資家にとって興味深いものであり、それは罰金の可能性からというよりも、同社の収益の大部分が中国からもたらされているからだと述べた。「台湾からの売上は50%以上落ち込んだが、中国への売上は前四半期に30億ドル近くに達し、アジアの他の売上を凌駕した」とアナリストは指摘する。「このような状況を考えると、Applied Materialsが輸出管理違反の疑いで調査を受けているのは当然であり、投資家が懸念を抱いているのもそのためだ」。


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