円周率計算の世界記録が更新、小数点以下105兆桁までが求められる

masapoco
投稿日
2024年3月16日 18:03
pi number

3月14日は世間一般ではホワイトデーだが、その数字の並びから、「円周率の日」とも定められている。米国のコンピュータストレージ企業のSolidigmは、この日、円周率を小数点以下の約105兆桁(105,000,000,000,000)まで計算し、世界記録を更新したことを明らかにした。ちなみに、105兆桁目の数字は6とのことだ。

円周率(しばしば3.14と略される)は無理数であり、小数点以下が無限に繰り返す事なく続いていく数字だ。円周率の値は、円の円周(円の縁の距離)を直径(正反対の2点間の距離)で割ったものに等しい。つまり、円周率(π)の値がわかるので、円の直径または半径(直径の半分)がわかれば、円周率を求めることができる。

円周率の桁数を追い求めることは、数学に実質的な影響はない。その代わり、円周率を最も正確な値まで計算することは、新しいコンピューター・プログラムやデータ・ストレージ・システムをテストするためのベンチマークとして長い間使われてきた。

今回Solidigmは、StorageReviewのチームとタッグを組み、この偉業を達成した。このために彼らは、1.5TBのDRAMと、SolidigmのSSDを36台連結しペタバイトレベルのストレージを用いてシステムを構築し、事業全体で75日の日数を要したという。

StorageReviewのチームは、オープンソースとプロプライエタリ・ソフトウェアを組み合わせて活用することで、ハードウェアの能力を十分に引き出すアルゴリズム・プロセスを最適化し、計算時間を短縮して効率を高めた。

StorageReviewのオーナー件編集長のBrian Beeler氏は、「円周率計算の場合、我々は完全にストレージによって制限されています。より高速なCPUは計算を加速させるのに役立ちますが、多くの世界新記録の制限要因は、ボックス内のローカル・ストレージの量です。今回もSolidigmのD5-P5316 30.72TB SSDを活用し、システムに1P強のフラッシュを搭載しました。このSSDがあったからこそ、過去の記録を塗り替え、105兆円もの円周率桁数を達成することができたのです」と、ストレージの重要さを説いている。

チームはSolidigmのD5-P5336 61.44TB SSDを用いることで、更なる記録の更新を目指している。

「32台のD5-P5336 61.44TB SSDが2PBのストレージに近づいていますが、この105兆の記録はいつまで続くのでしょうか?私たちが言えるのは、期待していてください、ということだけです」と、Beeler氏は述べている。


Source



この記事が面白かったら是非シェアをお願いします!


  • open ai logo
    次の記事

    アブダビのMGXファンド、OpenAIのチップ開発への出資に向け初期の交渉に入ったと報じられる

    2024年3月17日 2:46
  • 前の記事

    NASA、探査機ボイジャー1号から再び理解可能なメッセージを受け取った事を発表

    2024年3月16日 16:06
    Voyager
この記事を書いた人
masapoco

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


おすすめ記事

  • gen5 ssd 20240326 1

    MSI、読み込み14.6GB/秒、書き込み12.7GB/秒のPCIe 5.0 SSD「Spatium M580 Frozr」を発表

  • InnoGritt SSD Controller 1

    中国製RISC-V PCIe 5.0 SSDコントローラがファンレスで最大14.2GB/秒を実現

  • future technology

    更に高速で効率的なAIの開発に繋がる行列乗算のブレークスルーが10年ぶりに達成された

  • Huawei 1

    Huawei、10PBを超える容量に対応した謎の磁気電気ドライブを開発中であることを明かす

  • NVMe M.2 SSD

    NANDの減産がSSDの価格上昇に繋がり、2023年第4四半期のメーカーの収益が25%増加

今読まれている記事