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NASAは再び探査機ボイジャー1号から理解できる信号を受信した事を発表した。

2023年11月以来、この50年近く運用されている探査機は、搭載されたコンピューターにトラブルを抱えていた。ボイジャー1号はNASAで最も長寿の宇宙ミッションのひとつであり、安定した電波信号を地球に送り続けているが、ここ数ヶ月、支離滅裂な信号を送り出すようになっており、科学者たちを困惑させていた。

現在、3月1日に地球から送信されたコマンド・プロンプトに応答して、NASAはボイジャー1号から新たな信号を受信した。ミッションの科学者たちは、この情報が探査機の最近の通信問題を説明する助けになるかもしれないと期待している。

「問題の原因は、3つあるオンボードコンピュータのうちの1つ、飛行データサブシステム(FDS)にあるようだ。FDSは、テレメトリモジュレーションユニットによって地球に送信される前に、科学と工学のデータをパッケージングする役割を担っている」と、NASAは水曜日(3月13日)のブログ投稿で述べた。

3月1日、NASAはボイジャー1号のコンピュータ問題の解決策を見つける努力の一環として、探査機のFDSにコマンドを送り、ソフトウェア・パッケージで異なるシーケンスを使用するよう指示した。

ボイジャー1号は地球から240億キロ以上離れている。これは、地球から送信された電波が探査機に届くのに22.5時間かかることを意味する。

3月3日、NASAはFDSのあるセクションから、それまで受信していた「読めないデータストリーム」とは異なるアクティビティを検出した。その4日後、エンジニアたちはこの信号の解読を開始した。3月10日までに、チームはこの信号にFDSメモリ全体の読み出しが含まれていることを発見した。これには、FDSが行うべきことの指示、NASAからのコマンドや宇宙船の状態によって変更可能なコードの値、ダウンロード可能な科学データやエンジニアリングデータなどが含まれていた。

ボイジャー1号は、人類が作ったどの天体よりも地球から遠く離れている。1977年に打ち上げられ、双子の探査機であるボイジャー2号から数週間のうちに到達した。ミッションの当初の目的は、木星と土星の探査だった。しかし、50年近くを経て、数え切れないほどの発見をしながら、ミッションは太陽系の境界を越えて続いている。

NASAの科学者たちは今後、「この読み出しを問題が発生する前にダウンしたものと比較し、コードと変数に矛盾がないかを調べ、現在進行中の問題の原因を突き止める可能性がある」とブログ投稿で述べている。

しかしNASAは、この新しい信号から得られた洞察のいずれかが、ボイジャー1号の長年の通信問題の解決に使えるかどうかを判断するには時間がかかると強調している。


Sources

  • NASA: NASA Engineers Make Progress Toward Understanding Voyager 1 Issue

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