Netflixは、”What We Watched”と題された、新しいエンゲージメントレポートの第一弾を発表した。MicrosoftのExcelファイルとして公開された第1弾では、5万時間以上の視聴時間を記録したすべてのタイトル(オリジナルおよびライセンス作品)の視聴時間がリストアップされている。エピソードシリーズは単体の映画よりも多くの視聴時間を記録するため、パフォーマンスの比較にはばらつきがあるが、これは人々がNetflixで何を視聴しているかを明らかにした、初めての詳細なデータである。
Netflixによれば、このレポートは今後6カ月ごとに発行されるとのことで、これまでデータを厳重に管理してきた同社にとっては大きな前進となる。今回の動きは、ハリウッドの脚本家や俳優の組合による今年のストライキにより、より透明性を高めるよう新たな圧力がかかった事が一因だろう。
2023年1月から6月までをカバーする最初のスプレッドシートには、18,214件の対象コンテンツが含まれている。アクションスリラーシリーズ『The Night Agent』のファーストシーズン:シーズン1は、この期間に8億1,210万時間を視聴し、堂々の首位に立った。2位はかなり下がるが、ドラマ『Ginny & Georgia』のシーズン2(6億6,510万時間)。トップ5には、『The Glory』のシーズン1(6億2,280万時間)、Jenny Ortega主演の『Wednesday』の第1シーズン(5億770万時間)、及び限定前日譚シリーズ『Queen Charlotte: A Bridgerton Story』(5億3,000万時間)がランクインしている。。
このスプレッドシートには、視聴時間に加え、各タイトルのリリース日と全世界で視聴可能かどうかも記載されている。参考までに、このリストで世界公開されているものの中で最も低い順位にあるのは、2020年のコメディ特番『Yours Sincerely, Kanan Gill』である。
Netflixは、総視聴時間だけで映画やシリーズのインパクトを判断しないことの重要性を強調した。「Netflixでの成功は様々であり、視聴時間だけで決まるものではありません。私たちは、視聴時間が少ない映画やテレビ番組、多い映画やテレビ番組の両方で大成功を収めています。映画やテレビ番組が視聴者を熱狂させるかどうか、そしてタイトルの経済性に対してその視聴者の規模がどうなのかが重要なのです」。
Netflixによると、年2回の新しいスプレッドシートは、毎週のトップ10と最も人気のあるリストと組み合わせることで、視聴者、クリエイター、業界ウォッチャーにとってより包括的なイメージを描くことができる。
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