AMDは、昨年リリースしたFidelityFX Super Resolution 2(FSR2)の次期バージョンであるFSR 3を、今年後半にリリースするものとして予告していた。そしてAMDは今週、GDCでゲーム開発者にFSR 3を公開し、同時にオープンソースへの取り組みを再確認した。
エンジニアリングチームは、既存のFSR 2技術に対して2倍のフレーム性能向上を目指しており、その技術はすでに可能であると述べている。「現在のフレームのサンプル数よりも多くのピクセルを計算する」これは、補間フレームを追加することで、現在のフレームでより多くのピクセルを生成することで達成されるだろう。開発段階では、補間されたピクセルごとに、少なくとも1つのサンプルが生成されるようになる可能性が高い。補間フレームは1回しか表示されず、補間アーチファクトは1フレーム分しか残らないため、フィードバックループが発生しないようにしたいと考えている。
AMDは、FSR 3のゲームプレイがFSR 2よりもスムーズな体験になると期待している。同社は、最高のゲーム体験を実現するための鍵となるレイテンシーの低減に大きな力を注いでいる。さらに、AMDは、FSR 2からFSR 3へのアップグレードパスをできるだけ簡単にしたいと考えている。これは間違いなく、第3世代FSRがどれだけ早く採用されるかにかなりの影響を与えるだろう。
さらに重要なことは、AMDがFSR 3をMITライセンスによるオープンソースにすることを確認したことだ。つまり、AMDが提供する第3のアップスケーリング技術は、自由に入手でき、誰でも簡単に編集できるようになるということだ。FSR3の準備が整えば、同社はサンプルと完全なドキュメントを公開するつもりだ。これが実現すれば、NVIDIA DLSS3対応ゲームは、DLSS2/FSR2の時のように、すぐにFSR3への対応も見られる様になるかもしれない。
FSR 3は、最適な統合と柔軟性を提供するため、オープンソースのMITライセンスで開発者に提供される予定です。
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