台湾を代表する俳優の柯震東(Ko Chen-tung、Kai Ko)が、Netflixの新シリーズの撮影現場でカメラドローンの事故に巻き込まれことが明らかになった。俳優のマネージャーによると、この事故により、柯は顔を20~30針縫うほどの大けがを負ったとのことだ。
この事故自体は2022年12月27日に発生したが、今週になって台湾のローカルニュース「United Daily News」を通じて判明した。事故は、台湾ドラマ史上最高額の制作費を誇ると言われる作品『Agent From Above』のセットで、ドローンが柯のアップを撮影しているときに起きたとのことだ。
事故は、ドローンの操作ミスなどによる物ではなく、故障したドローンが柯の目の前で爆発し、その際に飛散した部品の中に含まれていたプロペラが柯の顔面を頬骨の近くまで切り裂き、重傷を負ったと言われている。病院に運ばれたとき、彼は「血まみれ」の重傷だったとのことだ。彼のマネージャーは、柯が「深刻な怪我」を負い、最大30針を縫った後、療養中であることを確認した。
このドラマを製作するシンガポールのmm2 Asiaと台湾のGood Films Productionは、この報道は正確ではないと主張しているようだ。
Varietyへの声明で両社は以下のように述べている。
柯震東は2022年12月27日に『Agent From Above』の制作中にドローン事故に巻き込まれました。撮影は標準的な安全ガイドラインの範囲内で運用されていました。ドローンのプロペラブレードも保護層で遮蔽されており、一部の記事で報道されたような爆発やブレードの粉砕はありませんでした。
制作チームの声明はこう付け加えている。
このような事故が発生し、柯の頬を負傷させたことは誠に遺憾であります。柯は直ちに治療を受け、所属タレントマネジメントチームもマイクロステッチを手配しています。制作チームは今回の事故を残念に思い、さらに調査しています。主役の柯の撮影は一時中断し、休養と回復のための時間をとっています。完全に回復した後、再び撮影に参加できることを楽しみにしています。
Netflixはこの事故についてまだコメントしていないが、柯のInstagramのストーリーフィードに示されているように、ストリーミングサービスは水曜日に柯にケアパッケージを送った。一方、コウが出演していないシーンの制作は再開されているようだ。
『Agent From Above』は、伝説的な中国の神、サン・タイ・ジに雇われ、罪の償いをする元麻薬中毒者のファンタジードラマである。
柯震東は、2011年の学園ドラマ映画『あの頃、君を追いかけた』でデビューし、アジア的なヒット作となった大スターだ。その後、2013年から2015年にかけて、中国のソーシャル・クライマー映画『小時代』4作品に出演している。
また、最近ではドローンが撮影ツールとして定着し、毎年無数のプロフェッショナルな映像が撮影され、これまで不幸な事件が起きていなかった事は特筆すべきだろう。一体12月27日、『Agent From Above』の撮影現場で一体何が起こったのか、真相はどうなのか、続報が待たれる。
Source
- United Daily News: 柯震東爆意外臉破相縫數針 劇組還原真實情況!
- via DroneDJ: Drone accident on Netflix set leaves actor with severe facial injuries
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