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AMD Ryzen 7 5800X3Dの「FF14」等によるゲームベンチマーク公開 – Intel最速ゲームチップ Corei9-12900Kを圧倒する性能

先日発表されたAMDの最新CPU「Ryzen 7 5800X3D」だが、XanxoGamingによって様々なゲームによるベンチマークテストが行われ、その結果Intelの最新フラッグシップCPUを圧倒する性能を証明したようだ。

Ryzen 7 5800X3D CPUは、Alder Lake Core i9-12900Kと比較して最大29%高いスコアを記録

既に、先行して『Shadow of the Tomb Raider』のベンチマークテストにより、16%高いスコアを記録したことが明らかになっているが、今回それに加えて『Final Fantasy IV』や『METRO EXODUS』『The Witcher 3』、『Middle-earth: Shadow of War』と言ったゲームにてベンチマークテストが実行され、結果が共有された。

ベンチマークシステムの構成は、Corei9-12900KおよびCorei9-12900KSシステムにはGeForceRTX3080TiおよびDDR4-3200CL14メモリが搭載されており、Ryzen75800X3Dシステムも同様にDDR4-3200C14メモリを搭載したGeForceRTX3080Tiが搭載されている。

1080pの解像度でテストされたゲームベンチマークに関して、AMD Ryzen 7 5800X3Dは、Intel Corei9-12900KFに並ぶか、これを圧倒する性能を発揮している。リードは最大29%から平均10-15%の範囲となっている。

現在、AMD Ryzen 7 5800X3Dにはオーバークロック機能がなく、3D V-Cacheを追加するためのトレードオフとして、AMDはクロック周波数を少し下げる必要があったため、従来のCPUワークロードのパフォーマンスは標準のRyzen 7 5800Xと同じか少し遅くなる。このチップは特にゲーマー向けに設計されていると言われているため、アプリが何らかの方法で追加のキャッシュを使用しない限り、アプリケーションのパフォーマンスは目立った改善は見られない。

Ryzen 7 5800X 3D以前は、AM4の限界を感じ、ゲーミングCPUセグメントで優秀なIntelに移行すべきかどうか迷っていたゲーマーにとって、既存のプラットフォームで投資できるものが登場したことは喜ばしいことだろう。

これは、AMDが新しいZen 4コア・アーキテクチャのRyzen 7000 CPUを搭載した次世代AM5プラットフォームを発売するまで、ユーザーを維持するのに役立つだろう。V-Cacheがもたらす非3Dチップに対する大幅な性能向上を考えると、Ryzen 5 5600X3Dのようなさらに安価なオプションの登場も期待したい。

AMD Ryzen 7 5800X3D」は4月20日に発売され、4月14日にWeb上でレビューが公開される予定だ。

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masapoco

TEXAL管理人。中学生の時にWindows95を使っていたくらいの年齢。大学では物理を専攻していたこともあり、物理・宇宙関係の話題が得意だが、テクノロジー関係の話題も大好き。最近は半導体関連に特に興味あり。アニメ・ゲーム・文学も好き。最近の推しは、アニメ『サマータイムレンダ』

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