あなたの好奇心を刺激する、テックと科学の総合ニュースサイト

次世代Mac Proのチップは「M2 Ultra」の2スタック構造になる?

M1 Ultraが今年3月9日(日本時間)に登場する前の2021年12月に、M1 Maxを2つ繋げたチップの登場を予想していたVadim Yuyev氏が、自身のYouTubeチャンネルにてMac Proに搭載されるチップについて新たな予想を投稿している。

次世代Mac Proに搭載されるチップは、Mac Studioで初めて採用されたのM1 Ultra更に2つ接続した物になるのではと予想されている。

これに対してYuyev氏は、ソフトウェア開発者のHector Martin氏の発言として、「M1 MaxのIRQコントローラー」が2つのダイしかサポートしていなかったこと、Mark Gurman氏が自身のTwitter Spacesで、「Mac ProのチップはM1 Ultra Duoチップではなく、M2 Ultra Duoにシフトしていることを確認している」と発言していることから、M1世代ではなく、一気にM2世代に移行して、Mac ProにはM2 Ultraを接続した物を用いるのではないかと考えている。

また、併せてMark Gurman氏はTwitter Spacesで、M2 MacBook Pro 13インチと、M2 iMacもしくはMac miniが5~7月頃にWWDCにて登場すると発言しているとのことだ。

つまり、今年のWWDCでは一気にM2のお披露目と、M2 Ultra Duoとも言えるチップが登場する可能性があるとのこと。

この「M2 Ultra Duo」が具体的にどのような形になるのかだが、M2 Ultraチップを垂直方向に重ねて作られた物(2スタック構造)になるのではないかと、過去のAppleの取得している特許を参照して、Yuyev氏は予想している。

こうすることで中央のインターポーザーで各ダイが相互に通信できるのが大きなメリットだ。

ダイをスタックしたことによる熱伝導に関しても、金属-金属接合と酸化物接合のハイブリッド接合により、接合部のZ軸高さを最小化でき、解決できるとしている。

詳しくは以下のビデオをご覧いただきたい。2スタック構造時の熱伝導についての改善方法の解説は別のビデオで紹介するとのことだ。

Follow Me !

この記事が気に入ったら是非フォローを!

Share!!

関連コンテンツ

おすすめ記事

執筆者
Photo of author

masapoco

TEXAL管理人。中学生の時にWindows95を使っていたくらいの年齢。大学では物理を専攻していたこともあり、物理・宇宙関係の話題が得意だが、テクノロジー関係の話題も大好き。最近は半導体関連に特に興味あり。アニメ・ゲーム・文学も好き。最近の推しは、アニメ『サマータイムレンダ』

記事一覧を見る

コメントする