PS5の縦置きによる故障の可能性は“シール”の破損が前提である

masapoco
投稿日 2023年1月9日 12:20
ps5 image

数日前から海外サイトで話題になり、本サイトでも取り上げたところTwitterでもトレンドに入るほど話題になっている「PS5縦置き」問題だが、縦置きにすると故障する可能性があると言う部分だけがクローズアップされ、「縦置きすると故障する」と言った誤解を招いているようなので、改めてこの問題を整理してお伝えしようと思い、本記事を投稿する。

今回の問題として、PS5のAPU(マシンの頭脳となるチップ)を冷却するための液体金属が漏れてしまい、APUが冷却できずにオーバーヒートしてしまうことや、液体金属が流れてしまうことで、他のパーツに付着してしまい、ショートさせてしまって故障する可能性があるという内容だったが、そもそも液体金属は縦置きしているだけでは漏れる物ではないと言うことは頭に入れておいて頂きたい。

今回の問題は、何らかの原因により、液体金属を密閉しておくはずのシールがズレてしまうことがむしろ問題であり、ここが正常であればPS5は縦置きにして利用しても全く問題がないのだ。

このシールに何らかの問題が生じてズレてしまっても、横置きで利用すれば液体金属は漏れることもなく、正常に利用できると言う話だ。シールがズレてしまうと、縦置きにした場合、重力により液体が垂れてきてしまい、故障に繋がるという事が、今回の“縦置きにすると壊れる”と言う誤解に繋がったのかも知れない。

正しくは、「縦置きにすると壊れる」のではなく、「縦置きにすると、本体シールに不具合があった場合、壊れる恐れがある」である。

本サイトでも、誤解を招くようなタイトルになっていた可能性がないとも言い切れないため、改めてこの記事により少しでも正しい情報が伝わることを願いたい。

また、Sonyからも公式なアナウンスもないことから、その点もご注意頂いた上で問題を認識して頂ければと思う。

※本騒動について、ソース元などから新たな情報が更新され、新品のPS5などについてはこれまでに縦置きで使用した事による故障は確認されていないことが以下の通り報告されており、本サイトでも新たな情報をお伝えします。



この記事が面白かったら是非シェアをお願いします!


  • rome Colosseo
    次の記事

    古代ローマのコンクリートが2000年以上も長持ちしている理由がついに明らかに – 現代建築の耐久性アップに繋がる可能性

    2023年1月9日 13:25
  • 前の記事

    暗黒物質が存在しないという考えを支持する新たな測定結果

    2023年1月9日 11:33
    1143px The Sagittarius dwarf galaxy in Gaias all sky view ESA399651 1024x645 1

スポンサーリンク


この記事を書いた人
masapoco

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

おすすめ記事

  • new ps5 design

    PS5 Pro向けの優れたグラフィック要件を満たすタイトルには「PS5 Pro Enhanced」ラベルが付けられる可能性がある

  • PlayStation 5 image

    Sonyの内部文書がリーク、PS5 Proのレイトレーシング性能は最大4倍の向上が見込まれ、2024年末に登場か?

  • helldivers 2

    2024年ゲーム業界の消費支出は10%の下落が見られるかも知れない

  • SIE.blog SIE Banner Grey

    Sony、ゲーム部門の全世界従業員8%を削減へ

  • GoogleのエンジニアがPlayStation Portalを改造しPPSSPPエミュレータを動作させることに成功

今読まれている記事