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SpaceX、Starlinkの通信容量を増強する「V2 Mini」衛星を打ち上げへ

SpaceXは、Starlinkインターネットアクセスの拡張を急ぎすぎたようで、地域によっては通信速度の低下が問題となっている。その解決策は衛星の増設であり、同社はもちろんそれに取り組むようだ。本日SpaceXは、衛星1基あたりの容量が従来の4倍になる最初の「V2 Mini」衛星を打ち上げると述べている。

Starlinkの第2世代通信衛星には、V2 Minisと大型のV2がある。大型のV2はSpaceXの次世代大型ロケット「Starship」用に設計されており、まだ打ち上げの準備ができていないが、V2 MinisはFalcon 9ロケットから展開できるようにスリム化されたものだ。

V2 Mini衛星は、旧来のStarlinkノードと次期V2衛星の中間的な位置づけにあるようだ。Falcon 9の船体内に物理的に収まるが、一度に21基しか宇宙へ送ることができない。これは、Starlink V1ミッションの60基の衛星のペイロードとは程遠いものだ。Teslaratiによると、V2 Miniの衛星1基あたりの質量は約830キログラムである。

Starlink V2衛星は、現在の設計よりもはるかに大きく、1基あたりの重量は最大2トンにもなる。この衛星はV1衛星の10倍の帯域幅を提供し、FCCはSpaceX社に新しい軌道に7,500基もの衛星を配備するライセンスを付与している。SpaceXは以前、これらの軌道にStarlink Gen 2衛星を追加したが、これはおそらくV2衛星の配備のためのテストを行うためだろう。SpaceXは、V2衛星を打ち上げるためにStarshipを待つよりも、今、容量を拡大する必要があると判断したのだ。

V2 Miniは、フルスケールV2のような能力はないが、V1タイプに比べていくつかの重要な改良が施されている。より大きく強力なフェーズドアレイアンテナと、52.5平方メートルの太陽電池パネルが2つ搭載されている。バックホールにはEバンドを使用し、最大で4倍のネットワーク容量が可能になる。これにより、1回の打ち上げあたりの衛星の数が少なくても、それを補うことが出来ると言う。また、V2 Miniは、初期のStarlinkハードウェアに搭載されていた高価なクリプトン燃料のエンジンに代わり、新たにアルゴンベースのホールスラスタを搭載している。


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