SpaceXは、12月28日に次世代Starlink衛星の第一陣の軌道打ち上げに成功し、今年60回目の飛行を記録した。
今回投入されたStarlinkインターネット衛星は54基で、フロリダ州のケープカナベラル宇宙軍基地から米国東部標準時午前4時34分(日本時間12月29日午後6時34分)にSpaceXのFalcon 9ロケットにて打ち上げられた。
SpaceXの生産・エンジニアリングマネージャであるJesse Anderson氏は、打ち上げのライブ中継で、「新しいライセンスの下で、我々は新しい軌道に衛星を配備することができ、ネットワークにさらに容量を追加することができます。最終的に、これは、特に現在過剰に加入している地域で、より多くの顧客を追加し、より速いサービスを提供することを可能にします。」と述べている。

SpaceXの第2世代Starlink衛星は、今軌道上で動いている物よりも強力だと言われている。この新たな衛星の投入により、SpaceXは帯域幅の向上を実現できるだろう。最近のレポートでは、今年何百もの第一世代のStarlink衛星を上空に送ったにもかかわらず、ブロードバンドネットワークは混雑の問題に直面していることが示唆されており、一部では転送量の上限が設けられる事態になっていた。
第2世代Starlink衛星は、より多くのトラフィックを処理できるほか、スマートフォンに直接サービスをビームすることができると、SpaceX社の創業者Elon Musk氏は述べている。今回の衛星はFalcon 9によって打ち上げられたが、SpaceX社は最終的に、開発中で1年半前から宇宙への飛行許可を待っている巨大なStarshipロケットを使う予定だ。
12月1日、米連邦通信委員会(FCC)は、SpaceX社が7,500機の第2世代衛星を配備することを承認した。しかし、これは部分的な承認に過ぎず、SpaceX社は地球低軌道に3万個近くの衛星を送る許可をFCCに申請している。
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