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NVIDIAのGPUは、まだRTX 4000シリーズが発売されたばかりだが、既に次世代GPUの気になる噂が出始めている。それによると、同社の次期「Blackwell」アーキテクチャでは、同社初のMult-Chip Module(MCM)が採用され、NVIDIAのGPUの歴史の中で、最大の性能向上を実現する可能性が非常に高いとのことだ。

Blackwellアーキテクチャは、現行のHopperアーキテクチャの後継として開発が進められているものと言われている。Hopperアーキテクチャのコンシューマ向けアーキテクチャが「Ada Lovelace」であった事から、Blackwellにもコンシューマセグメント向けの対応製品が別の名で用意されている可能性がある。あるいは、Blackwellがコンシューマ向けの名前で、データセンター向けが別のコードネームである可能性もある。いずれにせよ、BlackwellがNVIDIAの次世代GPUとして内部で開発されていることはいくつかのソースから明らかとなっており、TSMCの3nmプロセスで製造されるとのことだ。

そして、今回YouTuberの「RedGamingTech」が公開した動画の中で、このBlackwellについていくつかの情報が語られている。彼は、新たなBlackwellアーキテクチャについていくつかの情報を得たとのことだ。それによると、Blackwellアーキテクチャでは、全く新しいStreaming Multiprocessor (SM) 構造が特徴となり、さまざまなSMとチップレットを相互接続するハイパースピードバスが活用されることになるとのことだ。また、ノイズ除去アクセラレータもレイトレーシングのパイプラインの一部になる(最近のパストレーシングのセットアップは、実際には全シーケンスをトレースするのではなく、部分的にトレースし、残りをノイズ除去アクセラレータが処理する)ため、RT性能が大幅に向上するはずだ。

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(Credit: RedGamingTech)

また、様々な Blackwell GPU が検討されており、AMD の現在の RDNA 3 と将来の RDNA4 がどのように動作するかによって、同社の出方も変わってくるとのこと。そして、RedGamingTechは、「NVIDIA史上最大の飛躍になるだろう」と語っている。

NVIDIA Hopperは、発売時点で世界最速の4nm GPUであり、世界初のHBM3メモリ搭載GPUだ。16,384個のCUDAコアを搭載するNVIDIA RTX 4090をも上回る、正味18,432個のCUDAコアを搭載したハイスペックな仕様が特徴である。Blackwellは、このHopperに対して大幅な世代交代を実現することになる。

NVIDIA Blackwellアーキテクチャは、ゲーム理論、確率論、情報理論、統計学に多大な貢献をした米国の統計学者、数学者であるDavid Blackwell氏にちなんで作られた。彼はまた、全米科学アカデミーに殿堂入りした最初のアフリカ系アメリカ人でもある。Blackwellは、主要なアーキテクチャに著名なコンピュータ科学者や数学者の名前を付けるというNVIDIAの傾向を引き継いでおり、現時点ではBlackwellアーキテクチャについて他にあまり知られてはいない。

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