先日、NVIDIAが独自のArmベースCPUで2025年にWindows PC市場に参入する可能性がReutersによって報じられたが、これの続報として、どうやらNVIDIAはMediaTekと提携して最初のプロセッサを開発する事になる可能性があると、中国の経済日報が報じている。
経済日報がMorgan Stanleyのレポートを引用する形で、NVIDIAがコンシューマーPCセグメントをターゲットとした初のArmベースCPUアーキテクチャのためにMeaditekと協力する可能性があると報じた。また、この件に関する正式な続報は、早ければ今週金曜日のMedatekによる記者会見で発表される可能性があるともしている。
経済日報は、NVIDIAとMediaTekによって共同開発される最初のテストチップは2024年第2四半期に製造され、ハイエンドノートブック市場に投入される予定とのことだ。
また、NVIDIAとMediaTekのチップは、CPUとGPUを同じインターポーザー上にコ・パッケージングすると報告されているため、おそらくArmベースのCPUと、NVIDIA独自のグラフィックス・アーキテクチャを使用したディスクリートGPUチップレットが搭載されることになるだろう。
MediaTekは既にChromebook市場に対応するKompanio ArmチップでPCノートブック市場での経験があり、この分野の全くの新参者というわけではない。NVIDIAの社内ディスクリートGPUアーキテクチャを使用しながら、MediaTekとNVIDIAによって設計されたカスタムArmアーキテクチャは、ハイエンドノートブック・セグメントで大いに機能する可能性がある。以前の報道では、NVIDIAのCPUは2025年に発売されると言われており、長い道のりになりそうだったが、もしかしたら来年はWindows PC市場が大きく盛り上がる年になるかも知れない。
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