Netflixが、モバイルゲームの提供を始めてからしばらく経つが、同社のゲーム事業にかける熱量は衰えるどころか増しているようだ。
Mobilegamer.bizは、同社がロサンゼルスで募集している「全く新しいAAA PCゲーム」(モバイルゲームではない)の制作を指揮するディレクターの求人情報を発見した。詳細は不明だが、一人称および三人称視点のシューティングゲーム、常に進化し続ける「ライブサービス」ゲーム(Destiny 2を想定)、Unreal Engineによる迅速なプロトタイピングの経験があることが理想とされている。また、協力型と対戦型の両方のマルチプレイヤーに慣れていて、Netflixの番組に「ふさわしい」ゲーム世界を作り上げられるような人材が理想的とのことだ。
- Mobilegamer.biz: Netflix is making a triple-A PC game at its new LA studio
- The Verge: Netflix is hiring for a ‘brand-new AAA PC game’
Netflixゲーム担当副社長のMike Verdu氏は先月、2021年にBlizzardを退社した元OverwatchのディレクターChacko Sonny氏がLAスタジオを率いることを明らかにしており、新ディレクターも同様に10年のデザイン経験が「少なくとも」期待されるとなると、注目度は高いかもしれない。Netflixはヘルシンキにも拠点を構え、Oxenfreeを手掛けたNight School Studioなど複数のデベロッパを買収している。
また、Verdu氏は、クラウドゲーミングのような他の手段とともに、PCへの展開をほのめかしていた。同氏は、「我々は、テレビでもPCでも会員にリーチできるよう、クラウドゲーミングの提供を非常に真剣に検討しています。モバイルと同じように、小さく、謙虚に、思慮深く、そして着実に進めていくつもりです。しかし、会員がNetflixを利用するデバイスに対応するために、私たちが取るべきステップだと考えています。」と述べていた。
Netflixには、ゲーム開発を促進する強い動機がある。Netflixの加入者のうち、会員制のモバイルゲー ムを利用しているのは1%未満だ。他のプラットフォーム向けに話題作を提供することができれば、新たな視聴者を獲得できるだけでなく、Netflixが業界内での評判を高めるのに役立つだろう。
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