アメリカ航空宇宙局(NASA)は、「NASA+」と呼ばれる独自のオンデマンド・ビデオ・ストリーミング・サービスを開始した。NASA+は、完全無料で動画を閲覧することが出来、更にそうした無料の動画ストリーミングサービスとは異なり、視聴者に広告を表示せず、快適で知的好奇心溢れる視聴体験を提供するという。
NASAは今年初め、新しいウェブサイトのベータ版とともにストリーミング・サービスを発表した。これは、デジタル・プラットフォーム全体のコンテンツを合理化するという、NASAの継続的な取り組みの一環である。
NASA+のウェブサイトは、上部に検索バーを備えたすっきりとしたインターフェイスが特徴で、入力を始めると関連する候補が表示され始める。検索結果ページでは、検索ボックスに入力した内容に基づいてフィルターが表示され、コンテンツタイプ、シリーズ名、トピックでビデオを絞り込むことができる。
NASA+には、公式ウェブサイトからアクセスするか、NASAアプリv5.0を使ってアクセスすることができる。Android、 iPhoneやiPad、Apple TVなど、さまざまなプラットフォームで利用できる。アプリでNASA+コンテンツのストリーミングを開始するには、「視聴」タブをクリックする。
NASAによると、3,000万ダウンロードを突破したNASAアプリには、21,000枚以上の画像、ポッドキャスト、ニュース、特集記事、ライブイベント中継のカタログがあるという。アプリ内の写真を評価したり、国際宇宙ステーション(ISS)の目撃情報を通知してもらい、頭上を通過するISSを見ることも出来るとのことだ。
アプリのExploreタブでは、NASAのロケット、宇宙船、探査機の3Dモデルをチェックできる。スマートフォン上で、これらのAR搭載3Dモデルを表示、回転、拡大することができる。とはいえ、NASA+のアプリとウェブサイトは、テキストやUI要素の位置がずれている箇所があるなど、まだ未完成のようだ。
NASA+では、『Other Worlds』、『Space Out』、『First Light』、『Artemis I:The Documentary』、『Down to Earth:宇宙飛行士の視点』などなど。また、スペイン語コンテンツ、子供向けアニメコンテンツ、NASAが科学実験や宇宙飛行士を宇宙へ送り出すミッションのライブストリーム配信も予定されている。
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