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MozillaもWebKitを用いないiOS用ブラウザを開発中の模様

App Storeのポリシー変更を見越して、MozillaもWebKitの代わりに同社のGeckoレンダリングエンジンを使用するiOSブラウザを開発中のようだ。

現在、iOSではApp Storeガイドラインの下、WebブラウザやWebブラウジング機能を持つアプリは、「適切なWebKitフレームワークとWebKit Javascript」を使用しなければならない。これはイノベーションを阻害することとして、批判されてきたことだが、将来的にこのポリシー変更が予想されており、ブラウザ企業は、iOSでのブラウジングを提供するために、Appleが承認したブラウザエンジンを使用する以外の選択肢を模索しているようだ。

The Registerの新しいレポートによると、Mozillaは非WebKitのiOSブラウザに取り組んでいるとのことだ。10月、MozillaはiOS版FirefoxのコードをホストするGitHubリポジトリに、FirefoxのGeckoレンダリングエンジンのラッパーであるGeckoViewへの参照を含む問題を投稿している。

オープンソースの貢献者が12月に、このリリースの目的は何かと質問してきた。Mozillaのシニアソフトウェア開発者であるLaurie Marceau氏は、”このリポジトリにない二次的なプロジェクト用”だけ述べているという。

既報のように、GoogleのChromiumチームも、App Storeのポリシーで義務付けられているWebKitを使う代わりに、BlinkをベースにしたiOS用の新しい実験的ブラウザに取り組んでおり、両者は明言こそしていないが、この動きは将来的なWebKit脱却への布石と見なされている。

これまでAppleが頑なに守ってきたこの方針が変更されるのは、EUが2023年5月2日に試行する「デジタル市場法」が大きく関係している。

ここでは、Appleなどの企業に対して、自社のプラットフォーム上でサードパーティのアプリストアを許可する代替手段を提供することや、代替決済システムを提供することを義務付けるものだ。しかし、他のストアはアプリのコンテンツに関して独自のポリシーを設定できるため、WebKitのみの要件ではサードパーティ製ブラウザを制約することはできない。

Appleはすでに2024年までにプラットフォーム上でサードパーティのアプリストアをサポートする準備を進めているが、2023年のiOS 17のリリースで何らかの変化が現れる可能性がある。

AppleのモバイルOS上のサードパーティーブラウザが自社エンジンの使用許可を得れば、AppleはWebKitを改善し、開発者などがWebKitのエコシステムにとどまるような機能を提供するために、より良い競争が生まれることだろう。

Servoの開発も復活したとのことで、Webブラウザ界隈がまた面白いことになりそうだ。


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