少し前にAndroid版が登場していた、MicrosoftのAIチャットボット「Copilot」アプリがiPhoneやMacにも登場した。
Microsoft CopilotはOpenAI、GPT-4、DALL-E 3を搭載したチャットアシスタントで、これまではデスクトップのChromeブラウザからしか利用できなかった。画像を生成したり、テキストを要約したりすることができる。
メールの下書きから職務経歴書の更新まで、あらゆることがを依頼することが可能だ。
画像作成機能では、DALL-Eを利用し、AIによってテキストから画像を生成することができる。プロンプトを使用して、新しいスタイルやアイデアを生成したり、ブランドのモチーフを開発したり、カスタム背景を作成したり、ビデオのストーリーボードを視覚化したり出来る。
CopilotはWeb上の検索も行えるため、リアルタイムな情報の取得も可能だ。Microsoftアカウントにサインインしていない状態でも使う事が出来るが、サインインするとより長いプロンプトを入力することが可能だ。
より正確性や詳細な回答を必要とする場合は、応答に時間がかかるがOpenAIの最新大規模言語モデルであるGPT-4に切り替えることも出来る。
このアプリはApp StoreではiPhoneとiPadのみと表示されている。とはいえ、検証されていない様だが、Macでも問題なく使えている。ユーザーはiOS 15またはiPadOS 15を実行している必要があり、Mac版はM1プロセッサーとmacOS Sonomaが必要だ。
ただ、これまでも同様の機能はMicrosoftのBingアプリでも使う事が出来ていたため、改めて新しいアプリに独立させる必要があったのかという疑問は残る。Microsoftとは検索とCopilotとを明確に区別したいという意図があるのかも知れないが、WindowsのようにOSに統合された形ではないAIアシスタントアプリの使い勝手は、正直Web版とあまり変わらないため、AIアシスタントの利用頻度によってはわざわざアプリを入れる必要はないかもしれない。
Source
- App Store: Copilot
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