先日、YouTuberのMoore’s Law is Dead(MLD)氏が、NVIDIAの次期「Titan」GPUの外観写真に基づくレンダリング画像として、自身のYouTube動画で公開した物が、これまでにも多くの精度の高いリークで知られるkopite7kimi氏によって“完全に偽物”と指摘されている。
- Tom’s Hardware: Noted Leaker ‘Confirms’ RTX Titan, Slams “Totally Fake” Render
MLD氏の公開したレンダリング画像は、非常識なほどに巨大なクーラーを搭載したもので、冗談のようなカードの厚みに驚かされたものだが、ねつ造の可能性が高そうだ
kopite7kimi氏は、新たなTitanはトリプルファンデザインでデビューすると指摘しており、RTX4090や4080を分厚くしただけのデザインにはならないと指摘している。
とはいえ、どちらもリークである事には変わりがないので、実際に製品が発表されるまで本当のとこれは分からない。MLD氏は実際にいくつかNVIDIA社内に存在するプロトタイプの1つの画像を入手して今回のレンダリング画像を作成した可能性もあるだろう。そして、同様にkopite7kimi氏もいくつか存在するプロトタイプの1つを示しているのかも知れない。
ただし、どちらのリーカーもTitanの存在自体は否定しないので、Ada Lovelace世代のTita GPUが発売される可能性は高そうだ。Titan Ada LovelaceがもしもフルスペックのAD102を搭載するとなると、18,432個のCUDAコア、576個のTensorコア、および144個のRTコアを搭載できることになる。その他のスペックとしては、GPUクロックが2.5GHzから2.7GHzの範囲になる可能性が高い。さらに、既存のRTX 4090とRTX 6000 Adaの間に存在するこの強力なグラフィックスカードは、48GBのGDDR6X VRAMを搭載すると思われる。そして、消費電力も巨大な物となり、オーバークロック時には650W以上を消費すると見られる。
実際に登場するまでにはまだ時間がかかりそうだが、CES 2023で何らかのヒントがほのめかされる可能性もありそうだ。
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