100グラム以上のドローン登録義務化が本日より始まる – 違反なら罰則も

masapoco
投稿日 2022年6月20日 14:54
016278d9aaf2d3300a1eecd0815f508c

ドローンなどの無人航空機について、所有者などの情報登録を義務づける新たな制度が、本日6月20日(月)から開始された。これにより登録していない機体の飛行が禁止され、また違反した場合は罰則が科せられることになる。

ドローンは産業用・個人用と共に普及が進んでいるが、それに伴い、近年落下事故も増加傾向にある。これに対し、国は機体情報を管理することで、トラブルが発生した際に速やかに所有者を特定する狙いから、今回の制度を構築した。

20日に施行された改正航空法では、屋外を飛行する重さ100グラム以上の無人航空機を登録の対象とした。所有者は氏名や住所、型式などを専用サイトから登録する必要がある。また、手数料を払うと交付される登録番号を機体から専用の機器を通じて周囲に知らせる事(リモートID発信)も義務付けられた。無登録で飛行させた場合、1年以下の懲役か50万円以下の罰金が科される。

ただし、リモートID発信に関しては、機体に発信するための機能がない場合は専用機器を後付けする必要が生じるなど、既存ユーザーへの負担増に苦情が多かった事から、国土交通省は19日までに事前登録を申請すれば、リモートIDの発信義務を免除する措置をとっっている。なお、17日時点で約21万件の事前登録があった。

登録義務化及びリモートID発信の義務化に関しては、ドローンが関係する事故や悪用される事件が発生した際にすぐに所有者を特定できるようにするねらいがあるという。また複雑なドローン運用に必要な安全・セキュリティの土台を築くことにも繋がるとしている。

ドローンなどの無人航空機の事故は増加傾向にあり、悪用する事件も発生していることから、国土交通省は新たな制度により、所有者の速やかな把握につなげたいとしている。



この記事が面白かったら是非シェアをお願いします!


  • AirTag Leather loop
    次の記事

    AirTagの出荷が増えていることから、第2世代の芽が出てきたとの噂

    2022年6月20日 16:07
  • 前の記事

    DJI Mavic Mini 2、Air 2Sのファームウェアアップデートが配信 – 日本の航空法改正に対応

    2022年6月20日 14:18
    dji mavic air2

スポンサーリンク


この記事を書いた人
masapoco

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

おすすめ記事

  • war

    人工知能のようなテクノロジーは、戦争への理解を変えつつある

  • photo 2023 10 27 12 22 22

    ウクライナ軍、ロシアによる地雷の除去に完全自動制御のドローンを活用

  • Apple Shot on iPhone Blackmagic Camera app

    Appleが「Scary fast」イベント全体をiPhone 15 Pro Maxで撮影した方法を公開

  • dji osmo pocket 3 4

    DJI、1インチセンサーと回転大画面スクリーン搭載の「Osmo Pocket 3」を発表

  • dji osmo pocket 3 event

    DJI Osmo Pocket 3がついに登場か?大量の写真のリークにより回転式ディスプレイを備える外観が明らかに

今読まれている記事