時速54kmで海を駆け抜けるジェット推進サーフボードが登場

masapoco
投稿日 2022年9月20日 14:10
kinetic option tko001 1

サーフィンと言えば、サーフボードに乗って波乗りを楽しむ物であり、これ以上の進化の余地があるとは思わなかったが、時代は進化しているようだ。既に市場にはいくつかジェット推進式のサーフボードがあるが、この度シンガポールのスタートアップがこのスポーツをよりエキサイティングにするべく、この市場に参加した。

Kinetic Option社が開発した未来型電動サーフボード「TKO 001」は、サーファーが波乗りをこれまで以上に驚異的なスピードでこなすことを可能とする。取り外し可能なリチウムバッテリーを搭載し、最大12kWの電力を発生させることが出来る。1回の充電で最大時速54km、最大45分のクルーズが可能だという。

TKO 001は、サイズは全長約3.5m、軽量なカーボンファイバー製で、バッテリーを装着していない状態での重量は約18kgだ。操作は手持ちのリモコンで行い、水の中を進む速さや遅さをコントロールすることができる。この防水デバイスは、現在のスピードやバッテリーの充電レベルなどの統計情報を表示するスクリーンも備えてる。

TKO 001は、現在市販されている他のバッテリー式サーフボードとは異なり、従来のオープンデッキではなく、スノーボードのような足置きが備えられている。これにより、より安定して乗りこなすことが可能になった。万が一、足を滑らせてしまっても、ボードが転倒を感知し、モーターへの電力をカットしてくれるので、遠くへ連れ去られると言うこともない。

サーフボードを21世紀にふさわしい革新的な技術で蘇らせようとしているのは、Kinetic Optionだけではない。Lift Foilsは最近、1人乗りではなく2人乗りのサーフボードを発表し、AwakeのRävik Sは波がないときにもサーフィンができる。

価格については、TKO 001は12,000ドル強とのことだ。このボードは現在10パーセントの割引で予約することができ、2022年後半に納品されるだ。また、2023年の製産枠を確保するためのデポジットに出費することも可能だ。



この記事が面白かったら是非シェアをお願いします!


  • BMW Dune Taxi 1 1536x864 1
    次の記事

    BMWの「Dune Taxi」は電気自動車による四輪駆動の可能性を示すか

    2022年9月20日 14:53
  • 前の記事

    Google「Nest Wifi Pro」がリーク – Wi-Fi 6E対応で価格上昇か

    2022年9月20日 13:49
    google nest wifi image

スポンサーリンク


この記事を書いた人
masapoco

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

おすすめ記事

  • the kun 24ap e1702039655548

    中国、世界初の原子力コンテナ船の建造計画を発表

  • 232520004 52900052990 o

    Rolls-Royce、世界最大のジェットエンジン「UltraFan」の最大出力運転成功を発表

  • lta research airship3

    Google創業者の120メートル巨大飛行船が飛行許可を取得

  • 663194 20230124 Polestar 2 MY24

    2024年モデル Polestar 2がデビュー FRオプション、新モーター、航続距離の追加などを実施

  • Porsche HD Matrix 01

    Porscheが革新的な「夜を昼に変える」ヘッドライトを発表、2023年から導入へ

今読まれている記事