Google Chrome for Windows on Armがついに正式にリリースされる。ChromeのArm64ネイティブ版の展開により、Arm搭載Windows PCを使用するユーザーは、より速く、よりスムーズで、より効率的なWebブラウジング体験が得られるようになる。これは、今年後半に登場するQualcommのSnapdragon X Elite搭載Windows PCに先駆けた動きだ。
QualcommのCEOであるCristiano Amon氏は、「Google Chromeの新バージョンは、2024年半ばからWindowsコンピューティングの最高峰プラットフォームとしてのSnapdragon X Eliteの役割を確固たるものにするでしょう」と、述べている。
これまでもArmプロセッサを搭載したPCでChromeを実行することはエミュレーションによって可能だったが、ネイティブアプリケーションと比較してパフォーマンス、応答性、エネルギー効率の面では圧倒的に差があった。
Qualcommによると、Snapdragon X Eliteリファレンス・デバイスの予備的ベンチマークでは、Speedometer 2.1などのベンチマークで顕著な性能向上が見られたとのことだ。
最初のSnapdragon X Elite PCは、今年半ばに発売される予定だ。このチップは12個のOryonコアを搭載しており、Qualcommによると、CPU性能はIntelの第13世代Core i7-1360Pおよびi7-1355Uの2倍で、消費電力は68%削減されている。このチップはTSMC社製の4nmプロセスで製造され、標準的なクロック速度は3.8GHzから最大4.3GHzのデュアルコアブーストまでとなっている。
Qualcommによれば、ほとんどのWindowsゲームは、コードを微調整したりアセットを変更したりする必要なく、ほぼフルスピードで動作するとのことだ。
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- Google The Keyword: Download the new Chrome on your Arm-compatible Windows PC
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