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Google、「Tensor G3」チップを発表。Pixel 8向けにAIの更なる高速処理を実現

Googleがついに、「Pixel 8」と「Pixel 8 Pro」を正式に発表したが、この2つの中心となるのは、新しい「Tensor G3」システム オン チップ (SoC) と、高速なAI処理を可能にする新しい強力な TPUだ。Google によると、新しいTensor G3は、優れたTPUの採用により、Pixel 8は、Pixel 7に搭載されている最大のMLモデルと比較して、最大150倍の計算量で生成AIを実行することができるという。

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Tensor G3チップは、ベンチマークテストの結果でも明らかなように、Tensor G2よりも順当に高速になっているが、正直なところ、GoogleのSoCの目玉はそこではない。それよりも重要なのは、前述の機械学習処理能力の向上による数々の新機能だ。

まず、Googleアシスタントが賢くなった。アシスタントは、あなたの発言を理解することができるようになり、自分のペースで話すことができ、間や「えーっと」も理解し、あなたが何を望んでいるのかを理解することができるようになった。また、音声認識の向上により、リアルタイム翻訳が可能になり、より優れた翻訳が行えるという。

real time language listen and translate

音声処理とノイズキャンセリングに関しては、帯域幅を2倍に広げた新スーパーワイドバンドとクリアコーリング機能を組み合わせることで、Bluetooth経由の音声の明瞭度が大幅に向上し、ノイズが除去される。

ノイズキャンセリングに関連するもう1つの機能は、風の音や犬の鳴き声など、不要な背景音を除去するのに役立つ「音声消しゴムマジック」だ。例えば、背景音から犬の吠え声を消して、撮影されたビデオに赤ちゃんの遊び声だけを再生したりすることが可能になっている。

カメラ機能の強化も見られ、「ベストテイク」機能では、複数撮影した画像を組み合わせて最も写りの良い物を生成する機能も実現している。Google よれば、「デバイス上で高度な機械学習モデルの多様なセットを使用して、複数の画像を組み合わせ、誰もが最高の状態に見えるよう支援する」という。

さらに、Tensor G3のおかげで、Pixel 8の体験の隅々にまで画面読み上げをもたらすことができる。電源ボタンを長押しすると自動的に画面読み上げが開始されるので、外出先で長文を読みたい場合に便利だ。また、再生速度のコントロールや、再生言語の変更も可能になっている。

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GoogleはTensor G3の技術的な詳細をまだあまり明らかにしていないが、最近のベンチマーク・リークによると、2.91GHzで動作するCortex-X3コアの9コアCPUを中心に構築されている。G3はまた、12GBのRAMとMali-G715 GPUを搭載している。Samsungの新しい4nmプロセスで作られているため、Tensor G2よりもはるかに効率的なはずだ。

Googleは当初、AIに重点を置いてPixel携帯を発表し、Night Sightのような画期的な機能の実現に貢献した。Pixel 8とPixel 8 ProにTensor G3が搭載されたことで、GoogleはAIをさらに推し進めることができる。


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