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エントリーモデルのM2 MacBook Pro(13インチ)のSSDはM1モデルよりも遅いらしい

2022年6月24日に発売したことから、徐々に顧客の手元に到着しだした新型M2 MacBook Pro(13インチ)だが、M2チップにより向上した(特に)グラフィック性能とは裏腹に、一部のエントリー機種ではストレージの性能がむしろ前機種よりも下がってしまっているらしい。

256GBモデルのM2 MacBook Pro(13インチモデル)でストレージ性能の低下が見られる

新しいM2 MacBook Proは、ベースモデルが256GBのSSDを搭載したものとなるが、実際にベンチマークテストを行ってみたところ、M1を搭載した前世代の13インチMacBookProと比較してSSDの転送速度が遅くなっているようだ。

テストはBlackMagicのDisk Speed Testで実施された。これは、Macの内部または外部ストレージの転送速度を測定できるベンチマークアプリだ。これによって得られた結果によると、ベースモデルのM2 MacBook Proではストレージ速度の悪化が見られたとの事だ。

実際の結果は以下の通りとなる。

読み取り速度書き込み速度
M1 MacBook Pro(13インチ)2,900 MB/s2,215 MB/s
M2 MacBook Pro(13インチ)1,446 MB/s1,463 MB/s

ベースモデルのMacBook Pro M2モデルでは、SSDの書き込み速度がM1モデルより34%遅く、読み取り速度なんと半分以下だった。

ただし、512GBより大きなSSDを搭載したモデルでは従来通りの転送速度を実現しているとのことだ。

なぜ256GBモデルで転送速度の低下が見られるのか?これについてCreated Techは、内部コンポーネントを確認するために、256GBのストレージを備えた新しいM2 MacBook Proの分解を実施。それによると、前世代のM1 MacBook Proでは、128GBのNANDAチップを2つ搭載して256GBを実現していたが、それにより並列転送が可能となり高速なデータ転送が実現できていた所、新型M2 MacBook Proでは256GBのNANDAチップ1つに統合されており、並列転送出来なくなっていることが速度低下の原因ではないかとのことだ。

AppleがベースモデルのM2 MacBook ProモデルでSSDを変更した理由は不明だが、考えられる理由として、同社が2つではなく1つのNANDチップを使用してコストを削減しようとしているのではないかとのこと。

もし、256GBのストレージを備えたM2モデルへのアップグレードを検討しているM1 MacBook Proユーザーは、ストレージ転送速度が大幅にダウンすることは覚悟しておいた方がいいだろう。

そして、この結果を踏まえると、AppleがエントリーレベルのM2 MacBook Airで同じことをするのではとの懸念も生まれてしまう。だが、Proモデルでこれなのだから、Airではコスト削減のためにも同じことが行われる可能性は高そうだ。

実際にSSD転送速度の低下によって、メモリ不足の際はスワップ発生時に速度の低下が見られるとの報告も出てきている。

Appleが特にProモデルでこのような形で以前のモデルから大幅にスペックダウンをさせるのは、消費者にとっては悲しい出来事であり、不信感を招くのではないだろうか。

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