PCメモリの減産をメーカーが計画していることは以前から伝えられていたが、どうやら実際にメーカーの意図していたようにメモリ価格は徐々に下落から上昇に転じているようだ。台湾の経済誌の新しいレポートによると、第4四半期の契約価格相場は、DDR5が15~20%、DDR4が10~15%、DDR3が10%上昇し、メモリメーカーに有利な方向に向かっている。
今年の初め、アナリストたちによってこのシナリオが予想されていた。
RAMとNANDの価格は、供給過剰と需要の鈍化により、パンデミック後に底を打ち、メーカーは軌道修正するために何かをしなければならないと考えていた。その特効薬が生産量を減らすことであり、服薬後に劇的な効果が見られたようだ。
メーカーは短期的な減産は考えていないようだ。報道によると、SamsungとSK hynixは減産幅を拡大し、Micronなどは2024年までの減産継続に関心を示しているという。
今後の見通しとして、業界の専門家は、供給制約とAIによる需要増が相まって、価格はさらに上昇すると見ている。
実際に秋葉原などでは既に価格上昇の兆候が見られているということも報告されており、アップグレードを考えているユーザーは早めに購入しておいた方が良いかも知れない。
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