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中国電信(China Telecom)は、中国製の部品と技術だけで構成された国内初のスーパーコンピューターを構築したと発表した。同社の武漢を拠点とするCentral Intelligent Computing Centerのスーパーコンピューターは、AI用途に構築されたもので、数兆のパラメーターを持つ大規模言語モデル(LLM)を訓練することが可能な能力を有しているという。中国はこれまでにも、国産のハードウェアとソフトウェアでスーパーコンピューターを構築してきたが、同社の主張が真実ならば、完全な国産化となる今回の成果は、中国のハイテク産業にとって新たなマイルストーンとなる。

Central Intelligent Computing Centerの正確な詳細は不明だが、IT之家が報じるところでは、OpenAIのGPT-4を超える何兆ものパラメーターを持つAIモデルを訓練することができ、液体冷却を採用しているとのこと。ただし、具体的なスーパーコンピューターの計算能力も不明だ。

中国は、最近は世界のスーパーコンピューター性能ランキングであるTOP500に自国のスーパーコンピューター性能を報告していないため、公式のパフォーマンス・ベンチマークも明らかにならない可能性がある。この慎重さは、注目されすぎて米国の制裁がさらに強まることを恐れてのことらしい。

China Telecomの新スーパーコンピューター内部の実際のハードウェアがどうであれ、注目すべきは全てが中国国産のハードウェアで作られていると言う主張だろう。ただし、中国の技術だけという事で、まだまだ米欧の技術で作られた最先端のハードウェアには及ばないのもまた事実だ。しかし、技術的な独立は中国にとって重要な目標であり、中国がすべてを自前でなんとかできるのであれば、米国の制裁はそれほど大きな影響を与えなくなる事を意味し、米国にとっては憂慮すべき事態である事もまた確かであろう。


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