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数千年前に絶滅したウーリーマンモスは、太古の人々の栄養源だった。そして今、オーストラリアを拠点とする養殖肉会社Vowが、マンモスの肉を現代によみがえらせようとしている。

ウーリーマンモスの絶滅したDNAを使ってマンモスのミートボールを作り、マンモスの近縁種であるアフリカゾウのDNAを使って仕上げた。ミートボールは、アムステルダムの科学博物館NEMOで展示される事になっている。

Mammoth Ball 01
(Credit: Aico Lind www.studioaico.nl)

「ウーリーマンモスの肉を選んだのは、気候変動によって一掃された喪失の象徴だからです」と、Vowの共同設立者であるTim Noakesmith氏は、Science Alertに述べている。

大規模農業や食生活を変えるなど、「やり方を変えなければ、同じような運命になる」とNoakesmith氏は付け加えた。

培養肉とは、最先端の分子技術を駆使して、動物細胞から生産された肉であり、実際の動物細胞ではない。培養肉は、通常の食肉生産に伴う環境負荷を大幅に軽減し、風味や栄養の面でも好ましいものに仕上げることができる。

マンモスのミオグロビンの遺伝子配列を特定することから始まり、科学者たちが何週間もかけて育てた肉だ。

「このタンパク質は4,000年もの間、見たことがないので、今のところ食べることはありません」と、Vowと一緒にプロジェクトを進めたクイーンズランド大学オーストラリア生物工学研究所のErnst Wolvetang氏は言う。「しかし、安全性テストが終わったら、どんな味がするのか、とても気になりますね」。

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オーブンの中で科学者たちは、巨大なミートボールをじっくりと焼き上げ、その外側にブローカーで焦げ目をつけた。

「ワニの肉を焼くときのようなにおいがした」と、Vowの最高科学責任者であるJames Ryan氏は聴衆に語った。

オーストラリア初の培養肉企業であるVowは、より美味しく栄養価の高い食品を生産すると同時に、より持続可能であることに専念している。Vowは、肉の培養に特化した他の多くの企業とは異なり、この技術を利用して、既存の肉の模倣にとどまらない斬新なアイテムを製造している。Vowは、科学者、シェフ、クリエイターとのコラボレーションにより、新しい味、食感、栄養価の高さを研究しているのだ。


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