Appleが長年続けてきた5Gモデム開発を中止するとの報告が一部で流れている。韓国のNaverに掲載された「yeux1122」が5Gモデム部門に精通している情報源を引用した新しい報告によると、Appleの取り組みが失敗に終わったとのことだ。もしこれが真実ならば、同社はこの分野での多額の投資と努力が報われず、セグメントを閉鎖することになる。
加えて、Revegnus氏によると、日本のサプライチェーン情報源から同様のニュースがもたらされたとのことだ。以前に報じられたところによると、Appleが社内で5Gモデムを開発するためのチームは、チップの開発において重大な障害に直面しているとされていた。
Appleは、カスタム5Gモデムチップの開発に取り組むために数千人のエンジニアを雇用していた。同社はまた、Intelのモデム事業を買収し、従業員を維持して5Gモデムの開発を続けている。また、Qualcommから人材を引き抜いて、5Gモデム開発の取り組みを強化していた。
BloombergのMark Gurman氏は、今月初めに、同社がカスタム5Gチップの開発に問題を抱えていると述べ、5Gモデムの発売を2026年まで延期すると示唆した。Gurman氏は、Appleがチップの開発を完全に中止する計画については言及していなかった。以前に報じられたところによると、Appleは将来のiPhone SEのバージョンでカスタム5Gモデムをデビューさせる予定だった。この決定は、同社が将来のデバイスにおいて5GモデムのためにQualcommに依存し続けることを意味するとの憶測を呼んだ。
Appleの5Gモデムは初期開発段階にあり、技術的にはQualcommのものに数年遅れていると噂されていた。これが、Appleが5Gモデムの開発を中止することにつながった要因の一つである可能性がある。当初、同社はスタンドアロンチップを発売する予定で、最終的には、この技術をSoCに統合する予定と言われていた。
とはいえ、これらはまだ情報通から漏れ出た噂の段階であり、正式な発表ではないため、慎重に受け止める必要もある事は申し添えておく。
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