AMDが5月23日から開催される「Computex 2022」で発表すると言われる新たなデスクトップCPU「Ryzen 7000」シリーズの仕様が、正式発表に先立ちリークされた。
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この記事の要点
- AMDが正式発表する前に一部の「Ryzen 7000」に関するスライドがリークされた。
- Ryzen 7000は全面刷新された「Zen4コア・アーキテクチャ」を採用し、TSMC 5nmプロセスで製造される。
- シングルスレッドパフォーマンスでは実に15%の性能向上を実現しているとのこと。
Zen 4コア・アーキテクチャ採用で全面刷新
新しい「AMD Ryzen 7000」プロセッサは、設計を全面的に見直した、全く新しい「Zen 4コア・アーキテクチャ」を採用している。CPUは、チップレットデザインと複数コアによる構成だ。製造はTSMCの5nmプロセスノードで行われ、まずゲーマー向けに設計されているとのことだ。Videocardzがリークしたスライドによれば、CPUはTSMCの5nmプロセスベースの2つのZen 4 CCD(Core Complex Dies)と、TSMCの6nmプロセスノードで製造される1つのI/Oダイ(IOD)を搭載することが明らかになっている。
性能面では、AMDはZen 4 コア・アーキテクチャにより、シングルスレッドが15%以上向上し(何に対しての比較なのかは現時点では不明)、コアあたり2倍のL2キャッシュ(1MB)と5GHz以上のブーストクロックを実現すると言っている。
また、このCPUにはRDNA2 iGPUも搭載されており、マザーボードのHDMI 2.1FRLおよびDP1.4コネクタを介して使用出来るという。加えて、DDR5をサポートする。
発売日に関するアナウンスはないが、噂では年末のリリースになる可能性がささやかれている。
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