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本日のEPYC 97×4「Bergamo」の発表と並んで、AMDのもう一つの大きなCPUの発表は、大容量キャッシュの「Genoa-X」EPYCプロセッサが現在出荷されているということだ。 Genoa-Xは、昨年6月にAMDが初めて明らかにした、Vキャッシュ搭載のEPYCサーバーCPUで、各CCDの上に64MB L3 Vキャッシュダイを積み重ねることによって、AMDのコア複合ダイのL3キャッシュ容量を増強している。この追加キャッシュにより、フルスペックのGenoa-X CPUは、最大1152MBのL3キャッシュを提供することが出来るのだ。

Genoa-Xは、AMDの第1世代Vキャッシュ部品であるMilan-Xの後継となる。前モデルと同様に、AMDはキャッシュ・ダイ・スタッキングを使用して、通常のGenoa Zen 4 CCDにさらにL3キャッシュを追加し、AMDが実際に完全な別ダイをレイアウトすることなく高キャッシュ・チップ設計を行う新しい方法を提供している。この場合、Genoa/Genoa-Xチップに12個のCCDを搭載することで、AMDはチップに768MBの追加L3キャッシュを追加することが出来る。

amd apyc 4th with 3d cache hero
(Credit: AMD)

前モデルと同様、これらの高キャッシュ SKU は、AMD が「テクニカル・コンピューティング」市場と呼ぶ、追加キャッシュの恩恵を特に受けるワークロードのニッチ市場セグメントを対象としている。つまり、より大きなL3キャッシュによってチップ上でより多くのデータを利用できるようにすることで、大きな利益を得る必要があるのだ。これは通常、流体力学、データベース、電子設計自動化など、サーバー/ワークステーションのワークロードのサブセットのみであり、そのため、これらの高キャッシュチップは市場の狭い範囲にしか対応していない。しかし、Milan-Xで見たように、適切な状況であれば、性能上のメリットは非常に大きくなる。

コアスレッドベースクロック最大クロックL3キャッシュPCIe対応メモリ
TDP(W)価格
9684X96192255037001152MB128 x 5.012 x DDR5-4800400$14,756
9384X326431003900768MB128 x 5.012 x DDR5-4800320$5,529
9184X163235504200768MB128 x 5.012 x DDR5-4800320$4,928

これら以外の点では純正のGenoa チップであるため、Genoa-XチップはGenoaやBergamoと同じSP5ソケットを使用する。AMDはTDPを公開していないが、Milan-Xをベースにすると、同様の範囲のTDPが予想される。キャッシュを追加し、CCDの上に配置することで、Vキャッシュを搭載したCCDは少し電力を消費することになり、キャッシュダイは冷却に関していくつかの追加課題をもたらす。そのため、キャッシュの追加による性能向上と、SP5プラットフォームのTDP範囲内に収めることによる性能低下のトレードオフが存在する。

amd apyc 4th gen line up

Bergamoと同様、Geoa-Xについても近日中にもう少し詳しく情報が出ることだろう。


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