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Googleは、Google検索で画像に関する重要な背景情報や文脈を提供することを目的とした新しい「この画像について」ツールの展開を開始している。この機能は、5月に開催されたGoogleのI/O開発者会議で初めて発表され、現在、世界中の英語ユーザー向けに展開が開始されている。

加えてGoogleは、Fact Check Explorerのアップデートと、AIを活用した生成 AI による検索体験 (SGE) のアップデートも発表している。

この画像について

「この画像について」ツールは、メタデータ(利用可能な場合)を含む画像の出自を表示し、ニュースサイトやファクトチェックサイトがその画像についてどのように説明してきたかについて、重要な文脈を提供するように設計されている。そのため、画像が初めてGoogle検索にインデックスされた時間や、画像がAIによって生成されたかどうかの詳細がメタデータに表示されることもある。Googleはすでに、ユーザーがテキストベースのソースを吟味するのに役立つ「この結果について」機能を提供している。

アクセスは、結果に表示される3つのドットメニューから可能だ。

この機能のリリースは、イスラエルとハマスの戦争について大量の偽情報が流布され、しばしば脈絡のない画像が共有されていることを受けてのことだ。ソーシャルメディア上で共有された画像の出所を探そうとする人がいた場合、Googleのツールがその答えを提供してくれるはずだ。

またGoogleは本日、FaceCheck Claim Search APIにより、承認されたジャーナリストやファクトチェッカーは、画像のURLをアップロードまたはコピーして、自身のツール内でその画像について詳しく知ることができるようになると発表した。同社は6月、Fact Check Explorerツールの機能テストを開始した。これにより、ファクトチェッカーは、特定の画像に関連するファクトチェック、リファレンス、その他の詳細を調べることができる。

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さらに、同社は、見知らぬ販売者のページや未知のブログなどの情報源の説明を支援するための生成AIを実験している。Googleは、生成 AI による検索体験 (SGE) の使用をオプトインしたユーザーには、”このページの詳細”セクションにAIが生成したサイトに関する情報が表示されると述べている。生成された情報には、他の「質の高い」ウェブサイトにおけるページやサイトの引用が含まれると付け加えた。通常、WikipediaやGoogleナレッジグラフから詳細や概要が得られない場合、GoogleのAIが情報を入力する。


Sources

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