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Meta、規制当局の指示により、Giphyを大幅値引きしてShutterstockに売却

Metaによる人気GIFプラットフォーム「Giphy」の買収が英国の競争規制当局によって阻止される事になり、MetaはこのGiphyをストックフォトプロバイダー大手Shutterstockに5300万ドルで売却することを決定した。

Giphyの売却は6月に完了する予定だ。これによって互換性が壊れることはなく、Metaは、GiphyのGIFがFacebook、Instagram、WhatsAppなどのサービス間で適切に動作するように、プログラミングインターフェース契約を締結している。

Shutterstockは、Microsoft、TikTok、TwitterといったGiphyのパートナーはもちろん、GIFやステッカーをカタログに加えることで、この買収により「カジュアルな会話」における同社のステータスが高まるとしている。Shutterstockは現在、生成AIを利用して顧客に画像を提供している。Giphyの膨大なライブラリを取得することで、理論的には、Shutterstockは将来のAIベースの製品のための膨大なトレーニングデータを得ることが出来る可能性がある。

Meta(当時Facebook)は2020年、GIFライブラリをインスタグラムなどのプラットフォームに折り込むため、Giphyを買収した。この買収額は4億ドルと伝えられている。しかし、英国の競争市場庁(CMA)はすぐに、この買収が競争を阻害するかどうかの調査を開始し、規制当局の承認なしに合併計画を継続したとして、Metaに6960万ドルの罰金を課した。1年後、CMAは、買収によってMetaの市場支配力が不当に強化されると判断し、MetaにGiphyを売却するよう指示した。結果として、Metaのこの買収は完全に失敗に終わり、罰金と購入額を大幅に下回る価格での売却を余儀なくされた訳だ。

ShutterstockのCEOであるPaul Hennessy氏は声明で、「Giphyの買収を通じて、私たちは、主にプロフェッショナルなマーケティングや広告のユースケースを超えて、カジュアルな会話へとオーディエンスのタッチポイントを広げていきます。我々は、コンテンツとメタデータの収益化、生成AI、スタジオ制作、クリエイティブオートメーションにおけるShutterstockの独自の能力を活用し、この提供を顧客に展開する際に、GIFライブラリの商品化を可能にする予定です」と述べている。

Shutterstockはプレスリリースで、Giphyのプラットフォームは現在、1日17億人のユーザー、1日150億回のメディアインプレッション、1日13億回の検索クエリを誇っていると述べている。Giphyのライブラリは、サイトやアプリで直接GIFを閲覧できるだけでなく、14,000以上のAPI/SDK統合により、Instagram、Facebook、WhatsApp、TikTok、Twitter、Slack、Discordなど他の多くのサービスに統合することが可能だ。


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