Snapdragon Summitの日程は以前から予告されていたが、Qualcommはチップセットメーカーが正式にイベントを発表する準備が整うまで、それらの詳細を伏せておくことを意味していたようだ。発表は、新しいSnapdragon 8 Gen 2を含む、来年見られるであろう最新技術に集中する予定だ。
- Qualcomm : Qualcomm Snap Dragon Summit
QualcommのSnapdragon Summitは11月15日開催
以前、QualcommはSnapdragon Summitを11月14日に開始すると言われていたが、同社のWebサイトでの最新の発表によると、イベントは11月15日に始まり、11月17日に終了するという。例年のタイミングと同様に、最初に発表されるのはおそらくSnapdragon 8 Gen 2となり、2023年のいくつかのAndroid搭載のフラッグシップ機に搭載されると予想される。
Qualcommは、TSMCが量産困難に直面し始めた場合、Samsungに生産を切り替えられるように3nm GAAサンプルを要求し、将来のチップセットを発注することができるように保険をかけているが、Snapdragon 8 Gen 2は、おそらくTSMCの4nmプロセスで製造されることになるだろう。Snapdragon 8+ Gen 1が、ゲームテストでAppleのA15 Bionicにさえ勝ったSoCまでの改良を見ると、Qualcommは電力効率の高いTSMCの技術にこだわるだろう。そのため、Snapdragon 8 Gen 2はSnapdragon 8+ Gen 1よりも電力効率が良くなると噂されており、これは集中タスク時の性能維持の向上につながる。
ちなみに、TSMCの3nmプロセスでの製造はないだろう。これは、Appleが次期M2 ProとM2 MaxのためにTSMCの3nmプロセスにおける最初のロットを確保しているとうわさされており、そのためQualcommに振り分けられる製造能力がないからだ。
Qualcommがより強力なSnapdragon 8 Plus Gen 2を計画していると仮定すると、TSMCの3nmノードで製造される可能性もあるが、これについてはまだなんらかの噂もなく、時期尚早かも知れない。さらに、Qualcommは、AppleのMシリーズに対抗するために、Nuviaの買収を活用して将来のチップセットの性能を強化すると述べていることから、Apple M1の競合製品をプレビューすることができるかも知れない。ARMを搭載したノートPCの分野で、待望の競争が起こることが期待される。
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