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M2 Pro、M2 MaxがTSMCの3nmプロセスで今年後半に量産開始との情報

Appleが今週初めに開発者会議「WWDC 22」にて発表した「M2」について、早くもその強化バージョンである、M2 Pro、M2 Maxの新たな情報が9to5Macによって報告された。それによると、2022年後半に量産開始になるとのことだ。

アナリストのJeff Puによると、M2 Pro及びM2 Maxは、今年後半にTSMCの最先端の3nmプロセスで量産が開始されるとのことだ。ただし、残念ながら、大量生産のスケジュールが順調に進んだとしても、具体的な搭載製品が登場するのは、2023年以降になるとのことだ。

M2 ProとM2 Maxを搭載すると予想される最初の製品は、2023年に登場すると予想されている、再設計されたMacBook Proファミリーのアップデートバージョンと見られる。以前のレポートによると、M2 Maxは最大12コアのGPUと38コアのGPUを搭載できると見られている。(M1 Maxは最大10コアのCPUと32コアの構成となっている)

ちなみに、今秋発売が予定されている次のiPhone 14 ProおよびiPhone 14 Pro Maxに搭載されているA16 Bionicについては、TSMCの3nmテクノロジーで製造される事で大きな性能向上が期待される向きもあるが、残念ながら、TSMCは2022年第4四半期に3nmチップの量産を開始する可能性が高いため、A16 Bionicが最初の3nmプロセスAppleシリコンになる可能性は低そうだ。

なおTSMCによれば、現在最先端の5nmから3nmへと移行することで、処理速度は10〜15%向上し、消費電力は25〜30%も削減されると予測されている事から、大幅な性能アップが期待できるだろう。

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masapoco

TEXAL管理人。中学生の時にWindows95を使っていたくらいの年齢。大学では物理を専攻していたこともあり、物理・宇宙関係の話題が得意だが、テクノロジー関係の話題も大好き。最近は半導体関連に特に興味あり。アニメ・ゲーム・文学も好き。最近の推しは、アニメ『サマータイムレンダ』

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