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SONY 新型ANCワイヤレスヘッドフォン「WH-1000XM5」を発表

外観もリークされ近日中の発売が噂されていた、Sonyの新型ANC対応ワイヤレスヘッドフォン「WH-1000XM5」だが、日本時間の5月13日にまずは海外で正式に発表された。

※国内での発表に伴い内容追記

この記事の要点
  • SONYが新型ヘッドフォン「WH-1000XM5」を発表。5月27日発売
  • 大幅に変更されたデザインと強化されたノイズキャンセリングが特徴
  • 店頭価格は50,000円前後を想定

刷新されたデザインと強化されたノイズキャンセリング機能

刷新されたデザイン

sony wh 1000xm5 image
カラーラインナップはブラックとシルバーの2色展開(出典:SONY)

今回発表された「WH-1000XM5」は、前モデルの「WH-1000XM4」から大幅にデザインが変更されている。

前モデルの「WH-1000XM4」はヘッドバンドとイヤーカップがつながった一体感のあるデザインだったが、今回「WH-1000XM5」では、ヘッドバンドが細くなり、イヤーカップとそれぞれが独立したデザインに変更になっている。

ヘッドバンド及びイヤーカップにはは新開発のソフトフィットレザーが用いられている。このソフトフィットレザーによって、耳の圧力を取り除き、外部ノイズを遮断して頭の周りにぴったりとフィットするため、不快感を感じることなく一日中使用することが可能とのことだ。

また、「WH-1000XM4」は折りたたみが可能だったが、新モデルの「WH-1000XM5」は折りたたみ機能が排除されており、キャリングケースも従来よりも大型化している。

sony wh 1000xm5 case

本体重量は250gとなる。前モデル(254g)に比べると少しだけ軽量化されている。

強化されたANC(アクティブノイズキャンセリング)

WH 1000XM5 S 6 Touch Control Large landscape 2400x980

このヘッドフォンは、前モデルと同様にANC(アクティブノイズキャンセリング)機能が搭載され、周囲のノイズを除去することが可能だ。また、ヘッドフォンを付けたまま、周囲の音をあえて取り込む外音取り込み機能(アンビエントモード)が搭載されている。それぞれの機能は、物理ボタンで切り替えることが可能だ。

アクティブノイズキャンセリングは、SONY独自開発の高音質ノイズキャンセリングプロセッサー 「QN1」を2つ搭載することによって、前モデルに比べてさらに強力なノイズキャンセリングが可能となっており、特に中〜高周波帯のノイズをより綺麗に処理できるようになっているとのことだ。また、Auto NC Optimiserが環境に応じてノイズキャンセル機能を自動的に最適化するとのこと。

加えて、マイクが合計8個搭載されており、そのうちの4つはビームフォーミングマイクで音声通話用に使用される。通話時にノイズを除去し、相手にクリアな音声を届けるAIベースのノイズリダクション機能に対応しており、AIの改善等でさらに精度を向上させている。また新開発の風切り音低減構造は、通話中の風切り音を最小限に抑えてくれる。

音質へのこだわり

WH 1000XM5 Lifestyle von Sony 1 wresized w964

内蔵ドライバーは前モデルでは40mmのものだった物が30mmのものに変更されている。小型化はしたが、材質も変更となり、より軽量で剛性の高いドームを備えたカーボンファイバー複合材料を用いており、前モデルに比べてより自然な音質となり、特に高周波感度を向上させているという。

また、対応コーデックはSBC、AAC、LDACに対応しており、特にLDACの対応により、ハイレゾ音源をワイヤレスで楽しむことができる。また、デジタル音楽ファイルをリアルタイムにアップスケールするDSEE Extremeにより、すべての音楽がハイレゾ音源によみがえり、楽曲のディテールを余すところなく鑑賞することができる。

さらにこの新しいヘッドホンは、360 Reality Audio認証を受けており、パーソナライズされたカスタムな没入感のある音楽体験を楽しむことができる。

その他

sony wh 1000xm5 side

物理ボタンは電源/ペアリングボタン、ANCとアンビエントモードを切り替えるNC/AMBボタンの2つとなる。NC/AMBボタンの名称は変更されたものの、ボタン操作によるコントロール方法は前モデルとほとんど同じ形だ。

また、「WH-1000XM5」 はマルチポイント接続に対応しており、複数デバイスを登録することでスムーズな切り替えが可能となっている。

バッテリー駆動時間はANCオフ時で最大40時間ANCオン時で最大30時間となっている。充電用の外部コネクタはUSB Type-Cと、前モデルと同様だ。

また、有線接続用の3.5mmイヤホンジャックがイヤーカップ下部に搭載されており、付属する3.5mmオーディオケーブルを使うことで有線環境で音楽を聴くことができる。なお、ダブルピン形式のアダプタは今回から同梱されなくなっている。

価格はソニーストア公式で49,500円。市場想定価格も50,000円程度を見込んでいるとのこと。また、前モデルの「WH-1000XM4」も併売されるとのことだ。

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執筆者
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masapoco

TEXAL管理人。中学生の時にWindows95を使っていたくらいの年齢。大学では物理を専攻していたこともあり、物理・宇宙関係の話題が得意だが、テクノロジー関係の話題も大好き。最近は半導体関連に特に興味あり。アニメ・ゲーム・文学も好き。最近の推しは、アニメ『サマータイムレンダ』

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