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ハッカーグループ NVIDIAから盗み出したソースコードなどを公開すると脅迫

数日前にNVIDIAがハッキング被害を受けたとの報道があったが、ハッカーはNVIDIAから約1TBにも及ぶ膨大な機密データを盗んでいたことが分かった。そして、それらの情報を公開すると脅迫しているという。

ハッカーが盗み出した1TBものデータの中には、GPUドライバーやGPUファームウェアのソースコード、従業員のアクセス情報などのさまざまな種類のファイルが含まれている。

攻撃を行ったハッキンググループの「The LAPSUS $」は、NVIDIAが行っているGPUのドライバに制限をかけて、NVIDIA製GPUによる仮想通貨マイニングの効率を低下させる「Lite Hash Rate(LHR)GPUハッシュレートリミッター」について、これを回避する方法を公開することで、「マイニングおよびゲームコミュニティを支援する」と脅迫しているという。グループが発表しているように、既にGA102からGA104までのすべてのLHR V2の完全な回避策が販売されているとのこと。

さらに、ハッキンググループは、会社がソフトウェアからLHRを削除するか、「hwフォルダー」(おそらくNVIDIA製品に関する回路図等の機密データとハードウェア情報を含むハードウェアフォルダー)の詳細を共有する必要があるとブラックメールで主張しているという。NVIDIAはこれらの主張に応じず、インシデントを調査していることを認める以外に、状況に関する公式の声明は出ていない。

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masapoco

TEXAL管理人。中学生の時にWindows95を使っていたくらいの年齢。大学では物理を専攻していたこともあり、物理・宇宙関係の話題が得意だが、テクノロジー関係の話題も大好き。最近は半導体関連に特に興味あり。アニメ・ゲーム・文学も好き。最近の推しは、アニメ『サマータイムレンダ』

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