AV-Comparativesは、アンチウイルスプログラムの実際の使用環境下におけるPC保護能力を計測するテストにおいて、Microsoft(マイクロソフト)がWindows標準として無料で提供している、「Windows Defender」が優秀な成績を収めたことが分かった。
アンチウイルスプログラムのパフォーマンスへの影響を測定するパフォーマンステストとは異なり、今回行われたリアルワールドテストでは、実際の脅威を検出しブロックするマルウェア対策ソリューションの能力が測定される。また、このテストでは、ユーザー依存のものも含め、誤検知の数も測定される。これらはFPスコアで数値化され、スコアが高いほど悪いということになる。ユーザー依存の誤検出は半分の点数で評価される。
FPスコアは、7つの誤検出があったWindows Defenderを含む、テストされたすべての製品のFPスコアを見ることができる。
これによると、Trend Micro(トレンドマイクロ)やNorton(ノートン)と言った老舗メーカーよりもWindows Defenderの方が優秀な結果を残している。(KasperskyやESETには劣るが)
次に、各製品がブロックに成功した悪意のあるサンプルテストケースの数を測定する「保護率」は以下の通り。全テストケース626件のうち、Windows Defenderが検知・ブロックできたのは623件だった。
結果として、AV-ComparativesはMicrosoft Windows DefenderにADVANCED+の評価を与えている。全体として、ちなみに、FPスコアでは優秀だったESETは626のうち7回検出され、最悪の結果となっている。一方、Malwarebytesは、6回の侵害に加え、誤検出が最も多かったため、最悪の認証、すなわちTESTEDを獲得した。
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