Samsungが先日発表した新たなカメラセンサー「ISOCELL GNK」は、ノイズを低減し、HDR画質を向上させるもので、これからの同社の主力カメラセンサーになるのではと目されていたが、どうやら既に、Googleの最新フラッグシップスマートフォンであるPixel 8 Proに採用されているようだ。
Maeil Business Newspaperの報告によると、SamsungのISOCELL GNKカメラセンサーが最近発売されたGoogle Pixel 8 Proに使用されているという。以前、Pixel 8 ProはメインカメラにISOCELL GNVカメラセンサーを使用していると噂されており、前モデルからあまり改善が見られないと言われていたが、実は全く新しいセンサーが使用されていることが明らかになった訳だ。この新しいセンサーは、ビデオ録画とHDR性能の向上が特に顕著なものとなっている。1/1.3インチのセンサーサイズで、1.2µmのピクセル、デュアルピクセルプロオートフォーカス、8K 30fpsのビデオ録画、4K 120fpsのビデオ録画、スタッガードHDR、スマートISOプロ、最大14ビットのRAW画像ファイルのキャプチャが可能だ。また、フル解像度の50MPフレームを24fpsで、12.5MPのピクセルビニングフレームを90fpsでキャプチャすることもできる。
このカメラセンサーは、来年世界的に発売される予定のさらに多くのスマートフォンにも使用されるとされている。Galaxy S24とGalaxy S24+はISOCELL GN3 50MPカメラセンサーを使用すると報じられており、AppleはSonyのセンサーのみを使用しているため、Pixel 9が来年ISOCELL GNKを使用する事になるカモ知れない。
Samsungは、ハイエンドセンサーと通常のセンサーラインナップの両方で技術的に優れた製品を発売することにより、カメラセンサーセグメントでSonyと競争する戦略を立てているようだ。同社の前回の50MP大型GNシリーズカメラセンサーの発売から2年以上が経過している。
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