Bloombergによると、Spotifyは社内でコードネーム “Supremium”と呼ばれている、まだ見ぬ、より高価な新しいサブスクリプション層にロスレス・オーディオ・ストリーミングの提供を開始する可能性があるという。ロスレス・ストリーミング機能は2021年2月に「Spotify HiFi」として初めて発表されたが、2年以上経った現在でもまだリリースされていない。Bloombergは、より高価な新プランは今年後半にリリースされる可能性があり、当初は米国以外の市場でリリースされると報じている。
その目的は、より多くの収益を上げ、値上げを求める投資家の要求に応えることだろう。Spotifyは、主要ライバルであるApple MusicとAmazon Musicが標準プランにこの機能を無料で追加し始めたため、2021年にこのプランの展開を遅らせたと報じられている。
加えて、Spotifyは通常のPremiumサービスを強化し、オーディオブックへのアクセスを拡大する可能性がある。オーディオブックは現在、Spotifyでは個別購入でのみ利用できる。
Apple MusicやAmazon Musicのように、最大192kHz/24ビットのロスレスオーディオが提供されるかどうかは不明だ。ロスレスオーディオは一般的に、帯域幅が広いためBluetoothスピーカーやヘッドフォン(AppleのAirPodsやAirPods Maxを含む)では動作しない。
価格についても明らかにされていない。Spotifyは、プレミアムプランを月額980円で提供している。Daniel Ek CEOは最近の決算説明会で、同社は加入者増と収益のバランスを取ろうとしており、そのため価格設定は地域によって異なる、と述べていた。
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