Sonyのゲームコントローラーに関する挑戦は多岐にわたり、タッチパッドからアダプティブトリガーまで、新しいアイデアを積極的に採用してきた。そんな同社だが、またもやコントローラーに関する新たなアイデアを試している事が、特許取得申請により明らかになった。
Sonyの出願した特許は、コントローラーのハプティクスをさらに向上させることに焦点を当てたものだ。この特許では、硬質プラスチックよりも柔らかい素材を一部に使用したデバイスが示されている。
出願書類によると、この材料は「シリコン系高分子ゲル」などのように弾性があり、変形可能であるという。さらに、この材料は、情報を処理する接続された回路を介して電気信号を受信することができるようだ。Sonyは、この発明を用いることで、”触覚体験を豊かにすることができるコントローラ”を提供できるとしている。
さらに驚くべきは、この伸縮性のあるゲルを使って、ゲーム中の温度変化を触角として伝えることができるという。
例えば、さまざまな環境が存在するゲームをプレイしているとする。もしプレイヤーが雪山のような寒冷地域に入った際には、手が冷たく感じるような情報がコントローラーに送られるのだ。逆に、溶岩地帯ではコントローラーが熱くなるような仕掛けも考えられる。
とはいえ、この特許が、コントローラーにこうした機能が追加される事を保証するものではないことには注意が必要だろう。企業は、日の目を見なかった特許をたくさん持っている。例えば、Sonyは、2020年には、汗や心拍数などのバイオフィードバックを収集し、プレイヤーのゲームプレイ体験を変化させることができるコントローラーの特許が見つかっている。
Source
- Patentscope: 1. US20230099023 – CONTROLLER
- via Exputer: Sony Controllers Could Soon Emulate Temperatures To Reflect Gameplay
コメントを残す