UDN Newsによって、世界最大のフラッシュメモリ製造者であるSamsungが、NANDフラッシュの卸売価格を今後少なくとも2四半期にわたって四半期ごとに最大20%引き上げる計画であると報じられている。今年に入り、韓国におけるDRAMとNANDの供給過多が原因で、SSDの価格は1月以降30%以上も下落した。Samsungは4月、生産の削減を通じて価格のさらなる下落を防ぐ準備があることを明かしており、第3四半期にはチップの過剰在庫に対処するためにさらに生産を削減した。
Samsungは先月の四半期決算報告で、チップ市場が回復の兆しを見せており、需要が安定し、顧客が新製品を導入していることから、同社のメモリ事業が今後数ヶ月間改善を続けると予想している。
2023年第3四半期にDRAMとNANDの出荷量が増加し、収益が上昇していると報告するアナリストやメーカーの声も10月に聞かれ、ストレージおよびメモリの価格が上昇する可能性が示唆された。
市場調査会社Trendforceの報告によると、Samsungはすでに今四半期のNANDチップの卸売価格を10%から20%引き上げており、これにより年末までに消費者向けSSDの価格が5%から13%上昇する可能性がある。
Trendforceは、Samsungが今後も少なくとも2四半期にわたって卸売価格を四半期ごとに20%ずつ引き上げ続けると予想しており、これにより2024年半ばまでにベンダーが支払う価格は最大で44%増加することになる。消費者がSSDに対してこれほど多くの追加料金を支払うことはないが、それでも価格は約15%上昇する見込みである。
Samsungはフラッシュメモリ製造の最大手であるため、Samsungの動向は他のメーカーにも影響を及ぼす。そのため、他のメーカーも今年早くに生産を削減していたため、彼らも卸売価格を引き上げ始めることが予想される。SSDの買い時は、まさに今かも知れない。
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