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Qualcomm、打倒Apple Mチップを目指す「Snapdragon X」シリーズチップを予告

Qualcommは、今月末の「Snapdragon Summit」で披露すると見られている次世代PCプロセッサの名称を明らかにした。その名は「Snapdragon X」となる。

Snapdragon Xシリーズは、Qualcommが2021年初頭に14億ドルで買収した元Appleのエンジニアで構成されるNuviaによって開発されたQualcomm内製のOryon CPUを搭載している。昨年このOryonの名が明らかになったこのCPUは、以前のSnapdragon 8cxプラットフォームがベースとしていたArmの設計とは異なる物だ。

2021年後半、Qualcommはこの新しいプロセッサが “Windows PCの性能ベンチマークを設定するように設計されており”、”PC向けのMシリーズの競争力のあるソリューション”になるとしている。

実際、SemiAccurateの最近のレポートでは、Oryon CPUの性能は「Apple M2コアよりもわずかに優れている」と報告されている。Apple M2と言えば、現在AppleのMacBookおよびMacBook Proと言った、同社の最先端のノートPCに搭載されており、その性能は折り紙付きだ。とはいえ、Appleは今年後半か2024年初頭にこれを上回る性能のM3シリーズのCPUをリリースする見込みだ。

これまでパワーと効率の面でAppleのMチップを上回るWindows PC向けプロセッサはなかったため、このM2を上回るPCプロセッサが登場すれば、Windows PC業界にとっては大きな転換点となるだろう。そして、Qualcommにとっても素晴らしいスタートとなる。

Qualcommは、Snapdragon Xシリーズの心臓部であるOryon CPUに加えて、GPUソリューションとNPUも搭載しており、Qualcommは、「生成AIの新時代に向けて、加速されたオンデバイス・ユーザー・エクスペリエンスを提供する」としている。

2024年秋に予定されているMicrosoftのWindows 12の登場は、AIに大きく焦点を当てており、Qualcommの新しいPCプラットフォームとより良い相乗効果も期待できる。このOSでは、Arm32アプリのサポートが廃止され、Arm64が採用される。

QualcommがSnapdragon Xという名称を決定した経緯について、同社はプレスリリースで次のように説明している:

  • Xという識別名は、当社のPCプラットフォームと他のSnapdragon製品カテゴリとを区別するものです。
  • このプレミアムデザインは、コンピューティングにおけるこの記念碑的な飛躍と、それによって実現されるユーザーエクスペリエンスを称えています。
  • 明確で簡素化された階層構造により、ユーザーはメインストリームからプレミアムまで、当社のプラットフォーム機能をナビゲートすることができます。
  • Snapdragonの世界的なブランド資産を活用しながら行われます。

OryonとSnapdragon Xシリーズチップの詳細については、10月24日から26日までマウイ島で毎年恒例のSnapdragon Summitが開催されるため、まもなく明らかになることだろう。

そして、その場では性能、効率、そして次世代チップを搭載したリファレンスデザインのラップトップに関する詳細が明らかになるだろう。また、Snapdragon Xシリーズを搭載した新しいWindowsノートPCを発売する見込みのHP、Lenovo、DellなどのPC発売パートナーについても発表される可能性が高い。しかし、消費者の元にこのようなPCが届くのは、量産が開始される2024年以降になるだろう。

Intelの最新のMeteor Lakeの発表と合わせると、2024年のWindowsノートPCの状況は非常に興味深く、競争力があり、Appleへの挑戦となる可能性が高い。


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