ChatGPTを開発したOpenAIのCEOであるSam Altman氏が、韓国の半導体企業を相次いで訪問する予定である事が報じられている。
事情に詳しい関係筋の話として、Altman氏はSamsung Electronics及びSK hynixの幹部らと会合を持ち、以前報じられたチップ製造について話し合う予定とのことだ。その際Altman氏は、Samsungのチップ製造工場を視察する予定でもあるという。
OpenAIが1年以上前にChatGPTをリリースして以来、AIアプリケーションへの関心は急上昇し、AIプログラムの構築と実行に必要なコンピューティング・パワーとプロセッサーの大規模な需要に拍車をかけている。Altman氏は、社会のAI需要に対して、コンピューティングパワー不足が問題である事を繰り返し述べてきていた。
以前Bloombergが報じたところによると、Altman氏は半導体を製造する工場網を構築するため、数十億ドルの資金調達に取り組んでいるとも伝えられている。Altman氏は、顧客の設計に合わせてチップを製造するファウンドリー事業を拡大する可能性があるとの事だ。
今回報じられたSK hynixとSamsung Electronicsはともに、AIアクセラレータで使用される広帯域メモリー(HBM)チップを製造しており、SamsungはTSMCと競合するチップの受託製造も行っている。
韓国政府は今月、2047年までの数年間に民間セクターから622兆ウォン(68兆円)を投資し、世界最大規模の半導体製造拠点を構築する計画を発表している。ここでは既存の21の工場に加え、13の新しいチップ工場と3つの研究施設を建設するために資金を投入する予定だ。平沢から龍仁にまたがるこの地域は、2030年までに月産770万枚のウェハーを生産できる世界最大規模になると予想されている。
世界最大のメモリーチップメーカー2社は、最も洗練されたチップ工場を国内に建設しようとしている。Samsungは、2047年までに500兆ウォンを投資する一環として、ファウンドリーの拡張に大きく賭けている。SK hynixは、同期間に龍仁のメモリーに122兆ウォンを投資することを目標としている。
Source
コメントを残す