NVIDIA GPUのユーザーは、設定や情報の確認のために複数のアプリを行き来する必要があったが、本日からこれらのアプリの内、3つの機能は統合され、1つのアプリで完結するようになった。
NVIDIAがベータ版として公開した「NVIDIA」アプリは、これまで「コントロールパネル」「GeForce Experience」「RTX Experience」のアプリにそれぞれまたがっていた機能を統合する物となる。
そして恐らく最も大きなユーザーエクスペリエンスの向上に関する変更は、このアプリを利用するのにアカウントのログインが必須ではなくなった点だろう。
ユーザーは、この新しいアプリで、特定のアプリ、またはPC上のすべてのアプリとゲームについて、グラフィックス・ドライバの設定を調整できるようになる。NVIDIAアプリには、新しいGPUドライバのアップデートで追加された内容や修正された内容に関するより詳細な情報も掲載される。
新しいNVIDIAアプリのその他の変更点には、ゲーム内オーバーレイUIの改善や、新しいAI搭載ビジュアル・フィルターのサポートなどがある。その1つがRTX HDRで、この種のビジュアルアップグレードで開発されていないPCゲームにハイダイナミックレンジのサポートを追加する。ベータ期間中、NVIDIAは “ShadowplayのAV1サポート、追加のDLSSコントロール、追加のオーバークロックオプション、その他 “のような機能の追加も予定されている。
将来的には、ディスプレイとビデオ設定を含むNVIDIAコントロールパネルの機能がNVIDIAアプリに追加される予定だ。また、GPUオーバークロックを含むGeForce ExperienceおよびRTX Experienceアプリの機能も追加されるようだ。
しかし、TwitchとYouTubeへのブロードキャスト、FacebookとYouTubeへの画像とビデオの共有、フォトモード360とステレオキャプチャを含むこれらのアプリの他の機能は、NVIDIAアプリの正式ローンチ時に廃止される。NVIDIAは、この合理化により、”GeForce Experienceよりも50%反応の良いUI、17%少ないディスク容量”を実現すると主張している。
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