NVIDIAが今秋の発売を目指しているとされる、次期グラフィックスカード「RTX 40」シリーズ。そのフラグシップ「RTX 4090」等に搭載されると言われる、Ada Lovelace世代のGPU「AD102」について、テストが開始され、また新たな事実が明らかになったたとのことだ。
kopite7kimi : Twitterへの投稿
- 「AD102」の最初のテストが開始され、発売に向けて動き出した。
- フラッグシップモデルの「RTX 4090」について、24GbpsのGDDR6Xメモリを搭載するとのこと
- 発売日などの情報はないが、順調に進めば今秋の発売は問題なさそう
精度の高いリーク情報をもたらすことで有名なkopite7kimi(@kopite7kimi)氏の最新の情報によると、Ada Lovelace世代のGPU「AD102」のテストが開始されたとのことだ。
通常、GPUの立ち上げには1年程度の日数を要するため、これまでの噂による「2022年秋」のリリースを目指しているとすると、半年前くらいにはチップとドライバが社内外でテスト出来る状態になっている必要があるので、時間的な整合性としては問題がないように思われる。
また、合わせてkopite7kimi氏が発言した中で注目に値するのは、NVIDIAがAD102GPUで24Gbpsのメモリを使用するとの情報だ。これが正しいとすると、消費者向けゲーム用グラフィックスカードでは、1TB/秒を超えるメモリ速度が得られるということになる。これは、帯域幅を15%向上させることになるが、Ada Lovelaceアーキテクチャに搭載されるまったく新しい圧縮技術を考慮に入れていない状態であるため、実際の速度はさらに速くなるだろう。彼は、RTX 4090についてのみ言及しているため、4090以外のラインナップにどの程度の転送速度のメモリを採用するのかは不明だ。
AD102 GPUを搭載するNVIDIA GeForce RTX 40シリーズグラフィックスカードは、最大600WのTDPを提供すると予想されている。これは、少なくとも現在のボードパートナーに出荷されているBIOSの定格値なので、TDPが450~600Wという噂は本当かもしれないが、確実な情報はまだ入ってきていない。テスト段階での電力消費は通常は高く出るので、カードが実際に発売されるときには、最適化される可能性もある。
このカードは、PCIe Gen 5コネクタを装備し、4 x 8ピンから1 x 16ピンアダプタを同梱して、大きな消費電力をサポートすると言われている。最新のGeForce RTX 3090 Ti自体は、3 x 8-Pin to 1 x 16-Pinアダプタで出荷される予定だ。
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