YouTubeチャンネル「Hardware Unboxed」によって、ゲーミングアップスケーリングテクノロジーの2大巨頭であるNVIDIAのDLSS 2とAMDのFSR 2の比較が行われた。
比較は、『Call of Duty | Modern Warfare II』、『Cyberpunk2077』『HITMAN 3』など全26タイトルで行われた。
結果は、DLSS+++またはFSR+++と言った形で、どちらの技術が優れているのかを表す指標で採点された。+が3つの場合は、その技術がライバルに比べて顕著に優れた結果を残していることを表す。+記号が1つまたは2つの場合は、わずかまたは中程度の優位性を示し、タイは、品質の差は期待できないため、ゲーマーの好みに応じてどちらの技術も使用できることを意味する。
さて、実際の26タイトルのDLSS 2 vs. FSR 2の対決結果は以下の通りだ。
驚くべき事に、26タイトルの中で、FSRがライバルに対して優れた結果を残した物は1つもなかった。さらに、NVIDIA DLSSは、低解像度(2倍スケール)でレンダリングされるパフォーマンスモードでは、クオリティ(1.5倍スケール)に比べて明らかに優位に立っている。
パフォーマンスでは惨敗となったFSR 2.0だが、それでもこの技術が採用されるのには理由がある。それは、NVIDIA DLSSの場合とは異なり、FSRはオープンソースであり、すべての最新GPUで動作するからだ。AMD FSRは、エントリーレベルのGPUや統合GPUでもサポートされているが、NVIDIA DLSSはNVIDIAのRTXカードでのみサポートされている。
さらに、フレーム生成を搭載した新しいバージョンのDLSSは、RTX 40シリーズのみにさらに限定される。同時に、AMDは、同様のフレームブースト技術を搭載するはずの次期FSR3で、少なくとも2世代のRadeon GPUをサポートすることを約束している。
ただ最後に注意点として、この結果はあくまでHardware Unboxedの主観に基づくものであり、美しさの基準も個人差があるため、あくまで参考程度に見ることが必要だ。
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