Nintendo Switchエミュレータ「Yuzu」が任天堂による提訴によってプロジェクト中止になった事を受けて、新たに立ち上がったエミュレータ開発プロジェクト「Suyu」は、最初のパブリックビルドを公開し、いくつかの修正と変更、そしてmacOS上でエミュレータをサポートするための初期作業を導入した。
だがその後、デジタルミレニアム著作権法(DMCA)による削除要求を受けてGitLabから削除された。GitLabの担当者はOverkillに対し、『権利者の代表からDMCAによるテイクダウン通知』を受け取り、すべての要求に即座に応じたと述べた。しかし、このエミュレーションプロジェクトのオープンソースファイルは、Suyu Webサイト上のセルフホストされたgitレポで利用可能なままであり、最近のコンパイルされたバイナリは、現存するGitLab リポジトリで利用可能なままである。
DMCAによる削除要請は、GitLabの公開リポジトリにはまだ掲載されていないが、GitLabの広報担当者はThe Vergeに対し、サイトが “権利者の代理人から”通知を受け取った後、プロジェクトが削除されたことを確認した。GitLabは、誰がどのような形で要請を行ったのか、また彼らがどのような代理人であったのかを明らかにしていない。
Discordサーバーで “Core Suyu Developer”としてリストアップされているTroy氏は、DMCA要請は “不明なソース”から来たもので、任天堂が関与しているかどうかは “確認する方法がない “と書いている。「このDMCAを送った人物は、GitLabに送られたDMCA理由の文言から、YouTubeのような著作権トロールである可能性もあります」とTroy氏は書いている。
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