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Microsoft、Windows Mixed Realityを廃止へ

Microsoftは、Windowsの非推奨機能リストに「Windows Mixed Reality」とそれに付随するMixed Reality Portalアプリ、Steam VR用のWindows Mixed Realityを掲載することで、同社がWindows Mixed Realityの取り組みに引導を渡した事を明らかにした。

Windows Mixed Realityは、Windows PC向けのVRエコシステムを構築しようとするMicrosoftの意欲的な試みだったが、ここ数年は全く動きが見られなかった。同社は、Windows Mixed Realityは “非推奨であり、将来のWindowsのリリースで削除される”と述べている。

Windows Mixed Reality用に作られたVRヘッドセットはいくつかあるが、そのほとんどは2017年から2021年にかけて発売されたものだ。その後OEMメーカーによるWindows Mixed Reality向けの新しいVRヘッドセットはない。これはSteamVRの方がゲームの品揃えが豊富で、より成功したプラットフォームだからだろう。

Windows Mixed Realityは、VR空間におけるゲーム、アプリ、その他の体験への入り口として機能した。MicrosoftのHoloLensに加え、Acer、Dell、Lenovo、Asus、HP、Samsungなどの企業が、Microsoftのプラットフォームと互換性のある複合現実(MR)ヘッドセットを製造した。Microsoftは今年初め、ヘッドセットにWindows 11への無償アップグレードとその他いくつかの改良を加えていた。

HoloLensのボスであった鬼才Alex Kipmanが昨年、性加害疑惑で退社した事、そしてMicrosoftの昨年から今年に大規模なレイオフは現在中止されているAltspaceVRアプリを含む、MicrosoftのXRプロジェクトを支える従業員の多くが首を切られたことから、同社のXRプロジェクトが縮小、廃止されるのは予想された動きであり、もしかしたら驚きはなかったかも知れない。

だが、自社デバイスへの注力は一旦はなくなったかも知れないが、MicrosoftとしてはVRの他のアプリケーションに引き続き注力している。例えば、Microsoft Meshアプリは、近々ヘッドセットなしで仮想空間で同僚とミーティングできるようにする予定だ。また、Meta社との提携により、QuestユーザーがOfficeアプリやXbox Cloud Gamingプラットフォームにアクセスできるようになっている。

VRヘッドセットの販売苦境も伝えられているが、MetaのQuest 3は堅調な売上を記録しており、今後は新たな廉価版VRヘッドセットの販売、AppleやSamsungなどの参入もあり、この分野が2024年にもう少し盛り上がる事を期待したい。


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