Microsoft Teamsは、パンデミックにおけるオンラインミーティングの需要急増に伴い急激に普及が進み、ここ数年、同社にとって最も重要なソフトウェア製品の1つになっている。ライバルであるZoomも日々改良を続けているが、Teamsもより使いやすくするための大規模なアプリ内部の刷新を実施するようだ。
The Vergeが匿名の情報提供者から得た情報によると、Microsoft内部でTeams 2.0または2.1と呼ばれてきたこの新バージョンは、2023年3月下旬にプレビュー版として一般公開される予定だという。
Teamsの開発チームは、2022年後半にリリースされたものを含め、現行のクライアントに対して小規模な性能向上を含むアップデートをリリースしていたが、この新しいTeamsアプリは、PCで占有するハードウェアリソースの面で大きな改善をもたらすものとのことだ。The Vergeによると、使用するメモリが50%削減され、CPU負荷も下がるとのことだ。つまり、ノートPCでのバッテリー持続時間の向上や、古いデスクトップマシンなどにおいて、より軽い動作が見込まれる。
これらの大きな性能向上は、Teamsを古いElectronプラットフォームから、より新しいMicrosoft Edge WebView2に移行する事で実現しているとのことだ。また、新しいTeamsはJavascriptベースのライブラリReactを使用し、Microsoftの開発者がクライアントにUIの改良を加えることができるようになると、The Vergeは報じている。これらの改良は、今後数カ月の間に追加される予定でだ。
Microsoftは新しいアプリのプレビュー版を3月下旬にTeamsユーザーにリリースする予定だ。このアプリには、必要に応じて既存のアプリに戻るためのトグルが含まれているとのことで、何らかのトラブルが起きた場合も安心だろう。
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