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マイクロソフト、GPU解凍機能を備えた「DirectStorage 1.1」の近日公開を発表

DirectX Storage

マイクロソフト(Microsoft)は、ゲームの読み込み速度を劇的に向上させ、快適なゲーム体験を提供するソリューションであるDirectStorage」を発表した。これは、既にXbox S|Xシリーズで導入されており、劇的な成果を上げていたものがPCに輸入された形になるが、PCゲームの新しい幕開けとも言えるべき出来事だった。

しかし、3月に発表されたDirectStorage 1.0には、まだ最も必要な機能がなかった。バージョン1.0では、高速なNVMeストレージのロード時間が改善されただけであり、最も重要なCPUでの処理を回避することが行われていなかったのだ。アセットは依然として解凍のためにCPUに送られ、その後初めてGPUのメモリに送られるため、ここがボトルネックになっていた。

DirectStorage 1.1では、GPUによる解凍を導入することで、CPUをループから切り離すことができる。GPUは並列処理に最適化されているので、これによって解凍速度が大幅に向上することが見込まれるのだ。当然のことながら、GPUメモリからGPUにデータを移動させるだけでも速くなる。

Microsoftは、左側がGPUによる解凍、右側がCPUによる解凍を示すサンプルを提供した。2.36秒から0.8秒に短縮されただけでなく、CPU使用率も最大100%からわずか15.08%に低下していることがわかるだろう。

DIRECT STORAGE 1.1GPU decompression
GDeflateを使用したGPU(左)のロード時間は0.8秒、Zlibを使用したCPU(右)のロード時間は2.36秒となる( Image Credit: Microsoft)

DirectStorage 1.1はShader Model 6.0をサポートするすべてのグラフィックスカードで動作することが確認されているが、最高の体験を期待できるのはDirectX12 Ultimate GPUであるはずだ。さらに、DS1.1はWindows 10と11で動作するが、新しいシステムではI/Oスタックの最適化が行なわれているため、理論的にはより良い体験が得られるはずだという。

Microsoftは、SDKを近々ゲーム開発者に提供することを確認したのみで、その時期は明らかにされていない。つまり、マイクロソフトがすでに裏で一部の開発者と協力しているのでなければ、この技術をサポートする最初のゲームまでさらに長く待たなければならないことになる。

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